「20kgのダンベルでは物足りない。でも片手30kg(計60kg)はやりすぎだろうか?」
宅トレを始めて1年ほど経つと、誰もがこの壁にぶつかります。結論から言えば、本気で体を変えたいなら**「最初から60kgセット(30kg×2)」**を選んでおくのが正解です。私自身、最初は10kgから始め、20kgを買い足し、結局最後は30kg×2のセットに行き着きました。最初からこれを持っていれば、余計な出費もプレートの置き場所にも困らなかったはずです。
今回は、自宅を本格ジムに変える「ダンベル60kgセット」の選び方から、床の補強といったリアルな体験談まで徹底解説します。
なぜ「合計60kg」が中上級者への登竜門なのか
多くの人が20kgセット(片手10kg)からスタートしますが、大胸筋や背中の筋肉は想像以上に早く成長します。ベンチプレスやワンハンドローイングをやり込むと、数ヶ月で20kgは「軽すぎて追い込めない」状態になります。
片手30kg(合計60kg)あれば、一般的なトレーニーが必要とするバルクアップの負荷をほぼ全てカバーできます。
- 大胸筋: ダンベルプレスでしっかりとした厚みを作る。
- 広背筋: ワンハンドローイングで鬼の形相になるまで追い込む。
- 下半身: ゴブレットスクワットで脚を太くする。
これら全ての種目において、30kgという重量は「一生モノの相棒」になります。
失敗しない60kgダンベルの選び方
現在、市場には大きく分けて2つのタイプがあります。あなたの性格と予算に合わせて選んでください。
1. コスパと拡張性の「プレート式」
昔ながらの重りを付け替えるタイプです。
アイロテック(IROTEC) アイアン ダンベル 60kgセットなどは、非常に頑丈でプレートの買い増しも容易です。ただし、種目ごとにカラー(留め具)を外して重さを変える手間が発生します。この「インターバルの手間」を、精神統一の時間と捉えられる硬派な人に向いています。
2. 圧倒的効率の「可変式(ダイヤル・スナップ式)」
フレックスベル(FLEXBELL)のような、台座に置いてダイヤルを回すだけで重量が変わるタイプです。
ドロップセット(限界まで上げたらすぐに重量を下げて追い込む手法)を行うなら、こちら一択です。30kg級の可変式は高価ですが、時短効果とモチベーション維持を考えれば投資価値は十分にあります。
自宅で60kgを扱うための「絶対条件」
60kgという重量は、人間一人分が常に床に置いてあるのと同じです。さらにトレーニング中は、その重量がピンポイントで床に突き刺さるような負荷がかかります。
- 床の保護は「二重構造」が鉄則:1枚の薄いヨガマットでは、1週間で床が凹みます。私はジョイントマット 高硬度を敷き、その上にさらに厚手のラバーマットを重ねています。これでようやく、深夜のトレーニングでも衝撃音を気にせず集中できるようになりました。
- ベンチの耐荷重をケチらない:自分の体重(例:70kg)+ダンベル(60kg)=130kg。これに動的な負荷が加わります。耐荷重150kg程度の安いベンチでは、正直恐怖を感じます。最低でもトレーニングベンチ 耐荷重300kg以上のものを選んでください。
実際に60kgセットを導入して変わったこと
一番の変化は、ジムに行く往復の時間が浮いたこと、そして「今日はジムが混んでいるから背中のトレーニングはやめよう」といった妥協が一切なくなったことです。
最初は30kgの重さにビビりますが、1ヶ月もすればその重量感が手に馴染んできます。重い鉄塊を自宅に置くことは、自分への投資であり、逃げ道を塞ぐ覚悟でもあります。
もしあなたが「もっと体が大きくならないかな」と悩んでいるなら、その原因は「負荷不足」かもしれません。60kgのダンベルセットは、あなたの限界を一段階引き上げてくれるはずです。
次の一歩として、あなたの部屋のスペースに合わせた「プレート式」と「可変式」の具体的な寸法比較を行ってみましょうか?



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