「30kgや40kgでは、もうパンプしない」
もしあなたがそう感じているなら、それは筋肉が次のステージ――「真の重量」を求めている証拠です。片手60kg、合計120kgの世界。これはもはや趣味の域を超えた、本気でバルクアップを目指す者だけが到達できる領域です。
しかし、いざダンベル 60kg セットを購入しようとすると、多くの壁にぶつかります。床の強度は大丈夫か?可変式とプレート式どちらがいいのか?
実際に60kgセットを導入し、自宅を「鉄の聖域」へと変えた私の経験から、後悔しない選び方とトレーニングの真実をお伝えします。
なぜ「60kg×2」が必要なのか?
多くのホームトレーニーが最初に買うのは30kg ダンベルでしょう。確かに最初はこれで十分です。しかし、数年も継続していれば、ワンハンドローイングやダンベルプレスにおいて、30kgは「軽い」と感じる日が必ず来ます。
60kgセットがあれば、以下のような変化が起こります。
- 停滞期の打破: 圧倒的な過負荷(オーバーロード)により、眠っていた筋線維が目覚めます。
- ジム通いからの解放: ジムの順番待ちを気にせず、最高重量のトレーニングを自宅で完結できます。
- 精神的な余裕: 「家に120kgの鉄がある」という事実は、トレーニーとしての自信を狂わせるほど高めてくれます。
失敗しないための選び方:プレート式か可変式か
60kg級になると、一般的なアジャスタブルダンベル(ダイヤル式)は選択肢から外れることが多いです。多くの可変式は40kg付近が限界だからです。
1. プレート交換式(アイアン/ラバー)
最もスタンダードで信頼できる選択です。
ワイルドフィット アイアンダンベルやファイティングロード ダンベルセットなどが有名です。
- メリット: 壊れる要素がほぼない。圧倒的にタフ。
- デメリット: 重量を変更するたびにカラーを回す手間がかかる。
2. オリンピックシャフト(径50mm)
本格派ならオリンピックダンベルバー一択です。
- メリット: ジムのプレートを共有できる。耐荷重が非常に高く、しなりに強い。
- デメリット: シャフト自体が重く(5kg〜)、プレートを揃えるコストがかかる。
導入前に絶対に確認すべき「3つの鉄則」
私が60kgセットを導入した際、最も肝を冷やしたのが「環境」です。
① 床の補強は「点」ではなく「面」で
合計120kgをジョイントマットだけで支えるのは危険です。不意にダンベルを置いた瞬間、床材を凹ませる可能性があります。
理想は、ジョイントマットの上にコンパネ(合板)を敷き、その上にさらに硬質のラバーマットを重ねることです。荷重を分散させることが、家を守る唯一の方法です。
② ベンチの耐荷重を再確認
あなたが80kg、ダンベルが計120kg。この時点で合計200kgです。
インクラインベンチの耐荷重が200kg程度のものだと、高重量を扱った瞬間にきしみ、最悪の場合は崩壊します。必ず耐荷重300kg以上のトレーニングベンチを選んでください。
③ 配送時の受け取り準備
60kg ダンベル 2個セットは、通常3〜4個の重い段ボールに分かれて届きます。配達員の方への配慮はもちろん、玄関から設置場所までの動線を確保しておかないと、届いた瞬間に腰を痛めます。
60kgセットでしか味わえない「景色」
実際に60kg ダンベルを握り、ワンハンドローイングを引いてみてください。これまでの40kgとは、重みの「質」が違います。
最初はカラーが緩まないか、床が抜けないか不安になるかもしれません。しかし、その重量をコントロールできた時、あなたの身体は間違いなく以前とは別物に進化しているはずです。
「自宅で60kgを扱う」という狂気にも似た情熱が、あなたの限界を突き破ります。さあ、鉄の塊を迎え入れる準備はできましたか?
次にやるべきこと:
まずは、今お使いのトレーニングベルトがこの重量に耐えられるか確認し、床の補強プランを立てることから始めましょう。



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