ホエイプロテインの「分量」でつまずくポイントは、だいたい同じです。1回で何g? 1日でどれくらい? 付属スプーン1杯って結局何g?──この3つがごちゃっと混ざると、飲み方がブレて続かなくなります。
私も最初は勢いで“とりあえず多め”にして失敗しました。粉を山盛りで溶かして、朝とトレ後にゴクゴク。数日は気分がいいんですが、そのうち胃が重い、午後にお腹が張る、夕食が入らない。結局、摂りたいはずの栄養を落としてしまって本末転倒でした。
ここでは、数字の目安を押さえつつ、「続く分量」に落とし込む方法を体験ベースでまとめます。製品名もいくつか出しますが、あくまで“分量の考え方”が主役です。
分量は「粉のg」より「たんぱく質のg」で決める
まず大前提。プロテインの袋に書いてある「1食〇g」は“粉の量”です。欲しいのは“たんぱく質の量”。商品によって、粉30gでたんぱく質20gのものもあれば、もう少し入っているものもあります。
だから、分量を決めるときはいつも「たんぱく質が何g入るか」を先に見ます。たとえば定番のザバス ホエイプロテイン100みたいに入手しやすい製品でも、味やシリーズで微妙に栄養成分が変わります。ここを雑にすると、同じ“30g”でも日によってたんぱく質がズレます。
1回量の目安は「たんぱく質20〜30g」から始めるのが無難
トレーニングをしている人がまず迷わないラインは、1回あたり“たんぱく質”で20〜30g。ここが一番扱いやすいです。慣れてきて食事量や体格、目的に合わせて20〜40gの範囲で調整すればOK。
私の場合、最初に胃腸が荒れたのは「一気に濃く作って飲む」+「1回量が重い」の合わせ技でした。そこからやったのが、すごく地味ですがこの2つです。
- 濃さを落とす(溶かす水を増やす)
- 1回量を少し減らして、回数で帳尻を合わせる
たとえば、朝に20g、トレ後に20g。これだけで体感がかなり変わりました。「多いほど効く」より「入ってくる量」が正義です。
体重別の考え方:まずは「1日の総たんぱく質」を決める
分量を安定させる近道は、1回量をこねくり回すより、1日の合計を決めることです。運動している人なら、ざっくり体重1kgあたり1.4〜2.0g/日を目安にすると設計しやすいです。
例として、目標を“真ん中”の1.6gで置くとこんな感じです。
- 体重50kg → 80g/日
- 体重60kg → 96g/日
- 体重70kg → 112g/日
- 体重80kg → 128g/日
ここで重要なのは、「全部をプロテインで埋めない」こと。基本は食事で稼いで、足りない分だけホエイで埋めます。
私がいちばんラクになったのは、朝食を少しだけ“たんぱく質寄り”にしたときでした。卵やヨーグルト、納豆を足して、昼は肉か魚を意識する。これで体感的に「プロテインを飲まないと不安」が消えて、逆に必要なときだけ飲めるようになりました。
付属スプーン1杯は信用しすぎない(地味にズレる)
「スプーン1杯=30g」と書いてあっても、すり切りか山盛りかで平気で変わります。湿気を吸うと重くなることもあります。これ、実際にやると笑えるくらいズレます。
私は最初の1週間だけキッチンスケールで測りました。いつもの“すり切り1杯”が何gなのかを確認して、以降は入れ方を固定。これだけで「今日は薄い/濃い」が減って、味も安定しました。
甘さが濃い味だと続きやすい人もいれば、逆に飽きる人もいます。私は気分転換にザバス ホエイプロテイン100(ミルクティー)みたいな軽い味を挟むと、分量の管理がラクでした(濃く作りすぎて胸焼け、が起きにくい)。
タイミングは「足りない時間帯」に置くと続く
“トレ後が最強”みたいな話はよく聞きますが、現実は生活次第です。私が落ち着いたのは次の考え方でした。
- 食事まで時間が空くならトレ後に1回
- 朝が弱い(朝食が軽い)なら朝に1回
- 食事がしっかり取れる日は、無理に増やさない
仕事や家事で夕食が遅くなる日は、トレ後に入れておくと気持ちがラクです。逆に、夕食が早くてタンパク質もしっかり取れるなら、トレ後は省略しても問題ありません。
この“柔軟さ”が、結局いちばん続きました。
お腹が弱い人は「分量」より「濃さ」と「割り方」を先に変える
飲むとゴロゴロする人は、まず分量を増減する前に、濃さと割り方を疑ってください。私も牛乳割りが合わない時期があり、水に変えたら楽でした。
それでも合わないときは、製品の相性もあります。たとえば比較的さらっと溶けやすいタイプを探したくなったら、VALX ホエイプロテイン WPCみたいな定番どころで味を固定して、分量だけを調整すると原因を切り分けやすいです。海外系の味が好きならOptimum Nutrition ゴールドスタンダード 100% ホエイを基準にする人も多い印象です。
「合わない=やめる」になる前に、まずは“薄くして、少なくして、回数で調整”を試すのが勝ちパターンでした。
私の落としどころ:迷ったらこうする
最後に、私がいまでも迷ったら戻る「分量の決め方」です。
- 1日の目標たんぱく質を体重からざっくり決める
- 食事で取れていそうな量をざっくり引く
- 不足分をホエイで埋める(1回たんぱく質20g前後で小分け)
たとえば「今日は外食で肉が少なそう」と思ったら、朝に1回足す。逆に「昼に定食でしっかり肉・魚を食べた」なら、トレ後だけにする。こういう“その日の調整”ができると、プロテインが生活の邪魔をしなくなります。
分量の正解って、実はひとつじゃありません。大事なのは、数字を守ることより、あなたの胃腸と生活に合う“再現性のある分量”を作ること。そこさえ固まれば、プロテインはちゃんと味方になってくれます。



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