フルや30km走の後半、「脚より先に気持ちが折れそうになる瞬間」があります。呼吸は整っているのに、集中がほどけてフォームが崩れ、時計を見る回数だけが増える。あの嫌な感じ。
そこで私が“後半専用の切り札”として持つようになったのが、カフェイン入りのウィンゾーン エナジージェル オレンジ風味です。
結論から言うと、カフェイン50mgは「一発で別人になる」タイプの強さではありません。ただ、疲労で脳がぼんやりしてくる終盤に、じわっと視界がクリアになるような感覚が出やすい。うまくハマると、脚が戻るというより“気持ちが前に出る”感じです。
カフェイン入りはどれ?50mgってどのくらい?
カフェイン入りとしてわかりやすいのは、ウィンゾーン エナジージェル オレンジ風味。1袋あたりカフェイン50mg。
コーヒー1杯より少なめ〜同程度の印象で、「カフェインに慣れていない人でも試しやすい」「強い刺激が苦手でもギリギリいける」ラインに感じます(もちろん体質差はあります)。
私の場合、普段コーヒーを飲む日と飲まない日が半々くらい。その状態で50mgは、心臓がバクバクするほどではなく、頭の芯が少し起きる方向に寄りました。
味と粘度の話:後半でも入れやすいかがすべて
ジェルって、序盤は何でも飲めるんですよ。問題は後半。
汗で口の中が乾いて、甘さが濃いと一気に受け付けなくなる。ねっとり系だと、喉の奥に貼り付く感じがして水を探して焦る。
その点、ウィンゾーン エナジージェル オレンジ風味は比較的さらっとしていて、甘さも“押しつけがましくない”寄り。オレンジの酸味が少し立つので、疲れているほどありがたい。
私の体感ですが、「飲むのがしんどいから補給が遅れる」事故が起きにくいタイプです。
体験:30km以降の“集中が切れる瞬間”で効きやすかった
私が一番効果を感じたのは、フルの30km以降や、ロング走の終盤です。
脚は重い。ペースは守れている。でも、気持ちがふわっと散って「どうでもいいや」と思い始める、あの境目。
そのタイミングでウィンゾーン エナジージェル オレンジ風味を入れると、数分で世界が変わる…というより、15〜30分くらいかけて“戻ってくる”感覚がありました。
具体的にはこんな変化です。
- 時計を見る回数が減る(=余計な不安が減る)
- 腕振りや接地を意識し直せる
- 「次の給水まで」「次の曲がり角まで」と区切って進める
脚が急に軽くなるわけではないのに、レースが“再開”する感じ。これが私にとってのカフェイン50mgの良さでした。
いつ飲む?おすすめは「上げたい地点の少し前」
カフェインは飲んですぐピークというより、少し時間を置いてから効いてくることが多いです。だから、ラストスパートの直前に飲むより、「上げたい地点の少し前」に仕込む方が成功率が上がりました。
目安として私がよくやるのは次のパターンです。
- 30kmで落ちやすいタイプ:25〜28kmで投入
- 35kmから粘りたいタイプ:30〜33kmで投入
ロング走でも同じで、「あと30分頑張りたい」なら、その45〜60分前あたりに入れると体感が出やすかったです。
飲み方のコツ:給水とセットで“失敗しない”
ジェルは内容物そのものより、飲み方で印象が変わります。
私が一番安定したのはこのやり方。
- 給水が見えたら、手前でジェルを開ける
- まず一口(全部いかない)
- 給水で水を一口
- 残りを流し込むように入れる
これをやると、喉に貼り付く感じが減って、胃も落ち着きやすい。
逆に、水なしで一気飲みすると、後半は胃がびっくりしてムカつくことがありました。特に暑い日は要注意です。
ありがちな失敗と回避策
胃がムカつく・気持ち悪い
多くの場合、「ペースが上がって内臓が揺れている」「水が足りない」「一気に飲んだ」が重なっています。
対策は、量を分ける、給水とセット、暑い日は早めに入れて落ち着かせる。これだけでかなり変わりました。
トイレが近くなる
カフェインでトイレが近くなる人はいます。私は強くは出ませんでしたが、初めての本番投入は怖い。
対策はシンプルで、必ずロング走で試すこと。いきなりレースは避けた方が無難です。
「効かなかった」
いちばん多いのが、入れるのが遅いパターン。
ゴール後に効いても意味がないので、「効かせたい地点の少し前」を徹底すると改善します。
こんな人に向く
- 後半、脚より先に集中が切れるタイプ
- 甘いジェルが終盤しんどくなりがちな人
- 強いカフェインは怖いけど、少量から試したい人
- レース終盤に“気持ちのギア”を入れ直したい人
カフェイン量が控えめなぶん、過信せずに補給計画の一部として組み込みやすいのも良さです。
よくある疑問:カフェイン入りを毎回使うべき?
私のおすすめは「いつも」ではなく「ここぞで」。
練習でも毎回カフェインに頼ると、ありがたみが薄くなる感覚があります。
ロング走の要所、レースの後半、暑さで集中が飛びやすい日など、“勝負どころ”に回すと、体感がわかりやすくなりました。
最後にもう一度。
ウィンゾーン エナジージェル オレンジ風味のカフェイン50mgは、派手な爆発力より「終盤の意識をつなぐ」タイプ。後半失速が課題なら、一度ロング走で試す価値はあります。



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