「筋トレを始めたいけど、鉄のダンベルは高いし床が傷つきそう……」そう思って、安価な**ポリエチレンダンベル(セメントダンベル)**を検討していませんか?
私も最初は「重ければ何でも同じだろう」と、一番安いポリエチレン製可変式ダンベルをポチりました。しかし、実際に数ヶ月トレーニングを続けてみると、価格の安さだけではカバーしきれない「壁」にぶつかることになったのです。
今回は、実体験から見えたポリエチレンダンベルのリアルなデメリットを徹底解説します。
実際に使って痛感した、ポリエチレンダンベル4つの落とし穴
1. 想像を絶する「巨大さ」が可動域を奪う
最大の誤算は、そのサイズ感でした。鉄と比べて中身のセメントは密度が低いため、20kgのセットでもプレートの直径が驚くほど大きくなります。
例えば、胸を鍛えるダンベルプレス。下ろした時にプレートが体に当たってしまい、大胸筋を十分にストレッチさせることができません。また、肩を鍛えるサイドレイズでは、大きなプレート同士がカツカツとぶつかり、スムーズな動作を妨げます。
2. 「砂漏れ」の恐怖と隣り合わせ
外装がプラスチック(ポリエチレン)なので、激しく床に置いたり、プレート同士が強くぶつかったりすると、亀裂が入ることがあります。
一度割れると、中のセメント粉や砂がパラパラと部屋にこぼれ落ちます。これはアイアンダンベルにはない、ポリエチレン製特有のリスクです。賃貸の部屋で砂が漏れ出した時の絶望感は、想像以上に大きいものでした。
3. シャフトの「しなり」と「グリップの太さ」
安価なモデルの多くは、シャフト自体も樹脂で覆われています。高重量になればなるほど、手に持った時にわずかに「しなる」ような不安定さを感じ、トレーニングに集中できません。
また、全体の強度を保つためにグリップ部分が太く設計されていることが多く、手が小さい人だとトレーニンググローブを併用しても握り込みにくく、前腕が先に疲れてしまうという本末転倒な事態が起こります。
4. 部屋のスペースを占領する
「かさばる」のは使用中だけではありません。使わない時も、鉄製なら部屋の隅にコンパクトに収まるところ、セメントダンベルは圧倒的な存在感を放ちます。一人暮らしの6畳間などでは、かなりの圧迫感になります。
逆に「ポリエチレン製」が向いているのはどんな人?
もちろん、悪いことばかりではありません。1年使ってみて、以下のような状況なら「あり」だとも感じました。
- 予算が極限まで限られている: ラバーダンベルの半額以下で揃うのはやはり魅力です。
- 深夜にトレーニングをする: 置いた時の音が非常に静か。近隣への騒音対策には最強です。
- 冬場の冷たさが嫌だ: 鉄は冬、凍えるほど冷たいですが、プラスチックは触れた瞬間から扱いやすいです。
結論:後悔しないための選び方
もしあなたが「これから本格的に体を大きくしたい」「3ヶ月以上は継続する自信がある」というのであれば、少し予算を足してアイアンダンベルや、表面をラバーで覆ったラバープレートタイプを選ぶことを強くおすすめします。
逆に「まずは1ヶ月続くか試したい」「とにかく安く、家の中を傷つけたくない」という初心者の第一歩としては、ポリエチレン製ダンベルは最高の味方になってくれるはずです。
自分のトレーニングスタイルと「どこまで本気でやるか」を天秤にかけて、後悔のない選択をしてくださいね!



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