「えっ、私の腎臓、大丈夫なの…?」
健康診断の結果表を受け取ったあの日、私は青ざめました。目に飛び込んできたのは、基準値(一般的に女性は 0.40〜0.80 mg/dL 程度)を上回る「クレアチニン(Cr)」の数値。隣に座っていた夫の数値と比べても、明らかに私の方が高い。筋肉隆々のスポーツマンでもない普通の主婦である私が、なぜ?
ネットで検索すると「腎不全」「人工透析」なんて怖い言葉ばかり。不安でたまらなくなった私は、猛勉強と再検査、そして生活習慣の改善に取り組みました。
この記事では、同じように数値を見て不安になっている女性のあなたへ、私が学んだ知識と、実際に数値を落ち着かせるために実践した「リアルな体験談」をお伝えします。
なぜ女性なのに「クレアチニン」が高くなるの?
そもそもクレアチニンとは、筋肉が動いたときに出る「老廃物」です。通常は腎臓で濾過されて尿として排出されますが、腎臓の働きが鈍ると血液中に残って数値が上がります。
女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、本来は数値が低く出るのが一般的です。それなのに数値が高い場合、以下のような「女性ならではの理由」や「うっかりミス」が隠れていることがあります。
1. 「隠れ脱水」と前日の食事
私の場合、再検査の時に医師から言われたのが「検査前、水分足りてた?」ということでした。女性は便秘対策などで食物繊維を意識していても、水分補給をコーヒーやお茶だけで済ませがち。血液がドロドロの状態で採血すると、一時的に数値が高く出ることがあります。
また、前日にステーキなどの高タンパクな食事をガッツリ食べた、あるいはプロテインを熱心に飲んでいた場合も、数値に影響することがあるそうです。
2. 過度なダイエットと筋肉の関係
意外かもしれませんが、過激な糖質制限などで筋肉が急激に分解されると、老廃物であるクレアチニンが一時的に増えることがあります。「痩せたい」一心で体を追い込んでいた時期、私の数値は確かに不安定でした。
3. 市販の鎮痛剤の常用
頭痛持ちだった私は、市販のロキソニンなどの鎮痛剤をよく飲んでいました。これらは「NSAIDs」と呼ばれ、長期にわたって乱用すると腎臓に負担をかける一因になることを初めて知りました。
実際に私が取り組んだ「数値を下げるための3つの習慣」
医師と相談し、「まだ病気ではないけれど、腎臓を労わる時期だね」と言われた私が変えた習慣です。
① 水分の摂り方を「お茶」から「水」へ
カフェインの入った飲み物ではなく、常温の天然水をこまめに飲むようにしました。一気に飲むのではなく、喉が渇く前に「ちびちび」と飲むのがコツ。これで血液の巡りをスムーズに保つイメージです。
② 塩分を「引く」工夫
和食中心の生活でしたが、実は塩分過多だったことに気づきました。お醤油は減塩しょうゆに変え、出汁の旨味を活かす料理にシフト。血圧が安定すると、腎臓へのプレッシャーも軽くなります。
③ 自分の「eGFR」を知る
クレアチニンの数値単体で一喜一憂するのは卒業しました。今は、年齢と性別から算出する「eGFR(推算糸球体濾過量)」という指標が重要です。これは「腎臓が何点満点中、何点稼働しているか」を示す数字。私はスマホアプリで計算し、自分の現状を正しく把握することで、漠然とした恐怖を消すことができました。
不安なら、まずは「再検査」を
もしあなたが今、私のように検索魔になっているなら、一番の特効薬は「病院に行くこと」です。
女性の場合、生理周期や一時的な体調不良で数値が振れることも珍しくありません。一回の結果で絶望せず、まずは内科や腎臓内科を受診して、再検査を受けてください。
私は血圧計を自宅に導入し、毎日の変化を記録するようになりました。自分の体を知ることは、未来の自分を守ることにつながります。
大丈夫。今気づけたことは、腎臓からの「少し休んでね」という優しいサインかもしれません。
次の一歩として、今回の健診結果を持参し、近所の内科で「eGFRの数値はどうなっていますか?」と具体的に相談してみることから始めてみませんか?



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