ジムで登っていると、ある瞬間から「腕が終わってるのに、気持ちはまだ登りたい」って日が増えてきます。アップの時は軽いのに、数本目から一気にヨレて、核心に入る前に前腕がパンパン。結果、トライは雑になるし、ムーブの再現性も落ちる。
そんな“後半の失速”をどうにかしたくて、周りのクライマーが飲んでいたのがBCAA 6790でした。
私はもともと、登る前におにぎりを入れる派でした。でも、仕事終わりに急いでジムへ行く日ほど、胃が重くてアップから身体が動かない。食べると動けない、食べないと後半が切れる。このジレンマが地味にストレスで、試しにBCAA 6790を導入したのがきっかけです。
BCAA 6790って何が“6790”なの?
まず気になる数字の意味。
BCAA 6790は、BCAA(ロイシン・バリン・イソロイシン)の合計量が「6790mg」という設計になっていて、いわゆる“登る前〜登りながら”のサポートを狙った粉末タイプのアミノ酸系サプリ、という立ち位置です。
BCAA以外にもシトルリンやクエン酸が組み合わされていて、短距離の一発だけというより、セッション全体の質を落としにくくする方向のコンセプト。クライミングって「筋トレ」よりも「反復のスポーツ」なので、個人的にはこの思想がわかりやすかったです。
体感はどうだった?一番わかりやすいのは“トライ数”の差
正直、初日は劇的な変化というより「今日は最後まで崩れにくいかも?」くらいでした。ところが2〜3回使ったあたりから、体感がはっきりしてきました。
1) セッション後半の“雑さ”が減る
私の場合、一番大きかったのはここ。
いつもなら、終盤は足が雑になって、ホールドも保持じゃなく“引っかけ”になりがち。ところがBCAA 6790を入れた日は、最後の数トライでもムーブを丁寧にやれる余裕が残る感じがありました。
もちろん、前腕が無限になるわけじゃないです。パンプはする。でも「終わり方」が違う。ヘロヘロで帰る日が、ちゃんと反省できる状態で終われる日になる。地味だけど、この差はでかいです。
2) “もう1本だけ”が本当に出せる
ボルダーでもリードでも、最後って「あと1本、良いトライをしたい」で終わりたいじゃないですか。
いつもなら、体力の残量が読めなくて“賭けのトライ”になりがちなのが、BCAA 6790を飲んだ日は「あ、まだいけるな」が判断しやすい。結果的に、トライ数が1〜2本増える日が増えました。
3) 動き出しが軽い日が増える(食事が重い人には特に)
これも個人的に助かりました。
おにぎりを入れた日は、アップの一発目から身体が重いことがある。でもBCAA 6790だと、胃に溜まる感覚が少なくて、ウォームアップをスッと始めやすい。仕事終わりの“胃がまだ働いてない時間帯”に相性が良いと感じました。
失敗しない飲み方:まずは「登る30分前に1袋」から
いきなり欲張ると、味の濃さや体調との相性でイヤになりがちです。私が落ち着いたのはこの形。
- 基本:登る30分前に1袋
- 長丁場(2〜4時間以上):途中で追加1袋(セッション開始から1〜2時間後)
ポイントは「登り始めてから慌てて入れる」より、アップに入るタイミングに合わせて前もって仕込むこと。体感が出やすい気がします。
あと、水の量は多めが良いです。私は最初、少なめで作って濃くしすぎて失敗しました。濃いと飲むのがしんどくなるし、結局摂取が雑になる。水を多めにして“普通に飲める味”にしておくと継続しやすいです。
味・飲みやすさ:続くかどうかはここで決まる
サプリって、効く効かない以前に「飲むのが面倒」になると終わります。
BCAA 6790はフレーバー系で、個人的にはさっぱり寄り。甘さが苦手な人は水量を増やせばかなり楽になります。
クライミング中って口が乾くので、ドリンクとして違和感なく入れられるかは重要。ここが合う人ほど“体感が出るまで”続けられると思います。
他のクライミング系サプリとどう違う?使い分けの考え方
周りには、日によって別タイプを使う人もいます。たとえば、パワー寄りの感覚を狙ってオブシディアンを選ぶ人もいれば、長時間を狙ってヘマタイトのような方向性を選ぶ人もいる。
私の感覚で言うと、BCAA 6790は「一撃を爆上げ」より「セッション全体の質を守る」寄り。登り込みやプロジェクトの反復が多い人ほどハマりやすいと思います。
こんな人に向く/向かない
向く人
- セッション後半、ムーブが崩れてトライが雑になりやすい
- トライ数を稼ぎたい(リードの本数出し、ボルダーの反復)
- 仕事終わりで食事が重い、でも後半のエネルギー切れは避けたい
- 遠征や長時間のジムで、最後まで“考えて登りたい”
向かない可能性がある人
- そもそも睡眠・水分・補食が崩れていて、サプリ以前に伸びしろが大きい
- 味や甘味料が苦手で、飲むこと自体がストレスになりそう
- 「パワーを瞬間的に上げたい」が最優先(この目的だと別方向が合う場合もある)
結論:買って後悔しにくいのは“後半が落ちる人”
BCAA 6790を使って一番良かったのは、「今日は途中で終わったな…」という日が減ったことでした。
パンプしない魔法の粉ではないけれど、最後までトライの質を保ちやすい。結果として、トライ数が増える。クライミングは結局、良い試行回数を積んだ人が強くなるので、この“積み上げ”に寄与するタイプだと思います。
まずは登る30分前に1袋。水は多め。長丁場の日だけ途中で追加。
このシンプルな運用で、あなたのセッションの終盤が少しでも“良い終わり方”に変わるなら、BCAA 6790を試す価値は十分あるはずです。



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