「クレアチンを飲んだら、ドーピング検査で陽性になるのではないか?」
競技のステージが上がるほど、この不安は現実味を帯びてきます。私自身、ベンチプレスの記録が伸び悩み、初めてクレアチンを手に取ったときは、期待よりも「本当に大丈夫か?」という疑念の方が強かったのを覚えています。しかし、結論から言えば、クレアチンは世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の禁止薬物リストには含まれておらず、正真正銘、ドーピング違反ではありません。
クレアチンはもともと私たちの体内にあるアミノ酸の一種で、赤身の肉や魚といった日常の食事にも含まれている成分です。瞬発力が必要な局面でエネルギーを再合成する役割を担っており、科学的にもその安全性とパフォーマンス向上効果は広く認められています。
なぜ「クレアチン=ドーピング」と疑われるのか
では、なぜこれほどまでに「クレアチン ドーピング」という検索語句が絶えないのでしょうか。そこには、サプリメント業界特有の「コンタミネーション(混入)」という落とし穴があります。
かつて私が地方の大会に出場した際、同じジムの選手が「海外製の安いサプリを飲んだら、成分表にない禁止物質が混ざっていて、意図しないドーピングで失格になった人がいるらしい」と話していました。これこそが最大のリスクです。クレアチン自体はクリーンでも、製造工場でステロイドなどの禁止物質と同じラインを使っている場合、微量が混入する可能性があるのです。
また、クレアチン・モノハイドレートによる劇的な筋肥大や筋力向上が、知識のない人から見れば「魔法の薬(=ステロイド)」のように見えてしまうことも、誤解を生む一因でしょう。
失敗しないための「アンチ・ドーピング認証」という盾
私が現役のアスリートにアドバイスする際、必ず伝えるのが「成分表だけを信じるな」ということです。自身のキャリアを守るためには、第三者機関による認証を受けた製品を選ぶのが鉄則です。
- インフォームドチョイス / インフォームドスポーツ: 世界で最も普及している認証です。特に「インフォームドスポーツ」は、全ロットを検査しているため信頼性が非常に高いです。
- JADA(日本アンチ・ドーピング機構)認定: 日本国内の基準に適合している証です。
実際に私が愛用しているのはDNS クレアチンやゴールドジム クレアチンパウダーですが、これらは厳しいチェックをクリアしているため、試合前でも心理的なストレスなく摂取できています。
プロの習慣:バッチ番号を記録する
万が一、検査で何かを指摘されたときに「自分はクリーンなものしか摂取していない」と証明できるのは自分だけです。私はサプリメントケースに詰め替える前に、必ずパッケージの裏にある「ロット番号(バッチ番号)」をスマホで写真に撮り、1年間は保存するようにしています。
「ただの栄養補給」で競技人生を棒に振るわけにはいきません。国内製造のクレアチンを選び、正しい知識を持って活用すれば、クレアチンはあなたの限界を突破させる強力な味方になってくれます。
この記事の内容について、さらに掘り下げたい特定のトピックや、他のサプリメントに関する構成案が必要であれば、いつでもお伝えください。



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