筋トレのパフォーマンスアップに欠かせないクレアチンですが、いざ飲もうとした時に「付属のスプーンを失くしてしまった」「手元にある9ccのスプーンで何グラム量れるのか」と、キッチンの引き出しをひっくり返して困った経験はないでしょうか。
結論からお伝えすると、一般的なクレアチン・モノハイドレートの粉末であれば、9ccのスプーンすりきり1杯で約4.5g〜5g程度を量ることができます。これは、多くのトレーニーが1日の摂取目安としている「5g」とほぼ同等です。
しかし、実際に毎日プロテインシェイカーに放り込んでいる私の経験から言えば、粉末の状態や計り方一つで、その重量は驚くほど変化します。今回は、9ccという中途半端に思えるサイズをどう活用し、正確に摂取すべきか、実体験をもとに掘り下げます。
なぜ「9cc」が注目されるのか?
実は、マイプロテインなどの海外ブランドや、一部の国内サプリメントメーカーの付属スプーンには、容量が「cc(ml)」で表記されているものが多く存在します。水であれば9ccは9gですが、空気を含んだ粉末であるクレアチン パウダーは、体積(cc)と重さ(g)が一致しません。
比重を計算すると、クレアチンの密度はおおよそ0.5〜0.6程度。つまり「ccの数値 × 0.5〜0.6」が重さの目安となります。9cc × 0.55 = 4.95g。この計算式から、9ccスプーンは「5g計測用」として設計されていることがわかります。
体験して分かった「9ccで5g」を正確に測る落とし穴
数字上はピッタリでも、実際にデジタルスケールを使って計測してみると、いくつかの誤差の原因が見えてきました。
- 「山盛り」は絶対にNG「少し多めの方が効く気がする」と山盛りに救い上げると、それだけで7gから8g近くまで増えてしまいます。逆に、適当にすくって表面がボコボコの状態だと4gを切ることも。必ずカードやスプーンの柄を使って、真っ平らに「すりきり」を行うのが鉄則です。
- 湿気による「ダマ」の罠クレアチンは非常に湿気に弱いです。開封してから時間が経ち、少ししっとりして小さな塊ができている状態だと、9ccのスプーンにギュッと詰まってしまい、重さが5gを軽く超えてしまうことがありました。さらさらした状態を保つために、強力なシリカゲル(乾燥剤)を投入しておくことを強くおすすめします。
- メーカーによる粉末の細かさの違い粒子が非常に細かい「マイクロナイズド」加工されたクレアチンと、そうでない安価なものでは、同じ9ccでも詰まり具合が異なります。私が愛用しているハルクファクター クレアチンと他の安価なパウダーを比較した際も、コンマ数グラムの差が出ました。
付属スプーンがない時の代用アイデア
もし9ccのスプーンすら見当たらない場合は、一般的な「小さじ(5cc)」を活用しましょう。
- 小さじ1杯(5cc): 約2.5g〜3g
- 小さじ2杯弱: 約5g
このように、小さじ2杯を少し控えめにすりきることで、9ccスプーン1杯分とほぼ同じ量を確保できます。
結論:9ccは「1日1杯」のベストパートナー
クレアチンは、1回で大量に飲むよりも、毎日欠かさず3〜5gを継続して摂取し、体内の貯蔵量を維持することが重要です。9ccのスプーンであれば、トレーニング後のプロテインに「すりきり1杯」を混ぜるだけで、計算の手間なく理想的な量をキープできます。
「なんとなく」で飲んでいては、本来のパワーを実感しきれないかもしれません。もし自分の計測に自信が持てないなら、一度だけ0.1g単位の計量器で自分の「すりきり」が何グラムかを確認してみてください。その一度の確認が、あなたのバルクアップをより確かなものにしてくれるはずです。



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