エクスプロージョン系のボドゲを探しているなら、まず候補に入れたい一作
「エクスプロージョン ボドゲ」と検索している人の多くは、おそらくポーション・エクスプロージョンのことを探しているのではないでしょうか。
私も最初は正式名称をうろ覚えで、「ビー玉を使うボドゲ」「爆発するやつ」「エクスプロージョンのボードゲーム」くらいの認識でした。けれど、実際に遊んでみると、名前を忘れていても印象だけは強烈に残るタイプのゲームでした。
ポーション・エクスプロージョンは、魔法学校の生徒になって、ビー玉の材料を集めながらポーションを作っていくボードゲームです。特徴はなんといっても、テーブル中央に置くビー玉の排出器。ここからビー玉を1個取ると列が動き、同じ色同士がぶつかると「爆発」が起きて、追加でビー玉を獲得できます。
この仕組みが想像以上に気持ちいいです。
ルール説明だけ聞くと「ふーん、ビー玉を取るゲームね」と思うかもしれません。でも、実際にビー玉がカラカラッと転がって、同じ色がぶつかり、さらに連鎖していく瞬間はかなり盛り上がります。デジタルの落ち物パズルを、アナログの手触りで遊んでいるような感覚があります。
ポーション・エクスプロージョンはどんなボードゲーム?
ポーション・エクスプロージョンは、2〜4人で遊べるパズル系のボードゲームです。プレイ時間はだいたい30〜45分ほど。重すぎず、軽すぎず、ボードゲーム会の中盤や締めの一戦にも出しやすい印象です。
プレイヤーはそれぞれ、自分の前にポーションタイルを置きます。そのタイルには赤・青・黄・黒など、必要な材料の色が描かれていて、中央の排出器からビー玉を取って穴に置いていきます。必要なビー玉がすべてそろうとポーションが完成し、得点になります。
ここまで聞くと、かなりシンプルです。
ただし、このゲームの面白さは「どのビー玉を取るか」にあります。自分の欲しい色だけを取ればいいわけではありません。ビー玉を1個抜いたあと、左右から同じ色のビー玉がぶつかると爆発が起こります。爆発したビー玉は追加で手に入ります。さらに、そのあとまた同じ色がぶつかれば連鎖します。
つまり、目の前の1個だけでなく、その後に列がどう動くかを読むのが大切です。
「この青を取ると、黄色がぶつかる。黄色を取ると、その奥の赤もつながるかも」
こんなふうに考えながら、うまく連鎖が決まったときの満足感が大きいです。逆に、見落としていた連鎖を次のプレイヤーに取られると、地味に悔しいです。
実際に遊んで感じた一番の魅力は「手触りの楽しさ」
私がポーション・エクスプロージョンを遊んで一番印象に残ったのは、ルールの斬新さよりも、ビー玉を扱う感覚そのものでした。
ボードゲームにはカードをめくる楽しさ、タイルを並べる楽しさ、コマを動かす楽しさがありますが、ポーション・エクスプロージョンは「ビー玉を取る楽しさ」があります。
これが思った以上にクセになります。
ビー玉を指でつまんで取る。列が少し動く。カラカラと音がする。同じ色がぶつかる。周りから「あ、それ爆発してる」と声が飛ぶ。追加でビー玉を取る。自分のポーションに材料を埋めていく。
この一連の流れが、とてもアナログゲームらしいです。
スマホゲームやテレビゲームでも似たようなパズル体験はありますが、実物のビー玉が目の前で動くことで、ちょっとした実験をしているような気分になります。テーマがポーション作りなのもよく合っています。
遊び始める前は、正直「見た目重視のゲームかな」と思っていました。でも、実際には見た目の派手さだけでなく、ちゃんと考える楽しさがあります。派手なコンポーネントに頼りきりではなく、ゲームとしての気持ちよさもあるのが好印象でした。
ルールは初心者でも入りやすい
ポーション・エクスプロージョンは、ボードゲーム初心者にも比較的すすめやすいです。
理由は、やることが直感的だからです。
基本的には、自分の番にビー玉を1個取ります。そして、爆発が起きたら追加で取ります。取ったビー玉を自分のポーションに置きます。完成したら得点になります。
文章にすると説明が必要に見えますが、実際には一度手番を見ればだいたい流れがわかります。
特に良いと感じたのは、盤面の情報が目で見てわかりやすいところです。色が合うかどうか、どこに置けるか、何が完成しそうかが視覚的に判断できます。カード効果を長々と読むタイプのゲームではないので、初めての人でも置いていかれにくいです。
ただし、ポーションの効果をうまく使おうとすると少し考える場面があります。
完成したポーションは、得点になるだけでなく、ゲーム中に使用できます。ビー玉を追加で取ったり、特定の条件で材料を集めやすくしたりと、効果を使うことで次のポーション完成につなげられます。
最初のプレイでは、効果を完璧に使いこなそうとしなくても大丈夫です。むしろ、最初は「ビー玉を集めてポーションを完成させる」だけでも十分楽しめます。慣れてくると、どのポーションを先に作るか、いつ効果を使うかを考える余裕が出てきます。
連鎖が決まると、思わず声が出る
ポーション・エクスプロージョンで一番盛り上がる瞬間は、やはり爆発の連鎖です。
最初は、目の前の欲しいビー玉だけを取ってしまいがちです。私も初回は「赤が足りないから赤を取る」「青が必要だから青を取る」という感じで、かなり素直にプレイしていました。
でも、何回か手番を重ねると、少しずつ見方が変わってきます。
「この黒を取れば、黄色がぶつかる」
「黄色が爆発したあと、青もつながるかもしれない」
「今は欲しくない色だけど、結果的にたくさん取れるからこっちの方が得かも」
こういう判断ができるようになると、急にゲームが面白くなります。
うまく連鎖を見つけて、一気にビー玉を獲得できたときはかなり気持ちいいです。しかも、その連鎖は全員に見えるので、周りも反応しやすいです。
「あー、それ強い」
「そこ見えてなかった」
「今の取り方うまい」
こんな会話が自然に生まれます。
ボードゲーム会では、黙々と考えるゲームも楽しいですが、初対面の人がいる場では少し空気が重くなることもあります。その点、ポーション・エクスプロージョンは盤面の変化がわかりやすく、リアクションしやすいので、場を温めるゲームとしても使いやすいと感じました。
見た目のインパクトはかなり強い
ポーション・エクスプロージョンは、テーブルに置いたときの存在感があります。
中央にビー玉の排出器があり、そこに色とりどりのビー玉が並びます。各プレイヤーの前にはポーションタイルが置かれ、穴にビー玉をはめ込んでいきます。この見た目だけで、普通のカードゲームとは違う雰囲気があります。
初めて見る人からは、かなりの確率で「これ何?」と聞かれます。
それだけで、導入としてはかなり強いです。
ボードゲームに慣れていない人にとって、箱絵やカードだけでは面白さが伝わりにくいことがあります。でもポーション・エクスプロージョンは、実物を広げるだけで興味を持ってもらいやすいです。
私が遊んだときも、最初はルールより先にビー玉の装置に注目が集まりました。説明を始める前から「これを取るの?」「ビー玉落ちるの?」と反応があり、自然とゲームに入りやすかったです。
SNS映えするタイプのボドゲを探している人にも向いています。遊んでいる最中のテーブル写真も華やかですし、ビー玉がポーションタイルに埋まっていく様子も見ていて楽しいです。
戦略性は軽め。でも考えどころはしっかりある
ポーション・エクスプロージョンは、ガチガチの戦略ゲームではありません。
何ターンも先まで読み切るというより、その場のビー玉配置を見ながら、どの一手が一番おいしいかを考えるゲームです。そのため、重いボードゲームが好きな人には少しライトに感じるかもしれません。
ただ、軽いから浅いというわけではありません。
どのポーションを完成させるか、どの色のビー玉を優先するか、教授の助けを借りるか、完成したポーション効果をいつ使うかなど、考えるポイントは複数あります。
特に悩ましいのは、今すぐ完成できるポーションを優先するか、少し時間をかけて高得点のポーションを狙うかです。目先の完成を急ぐと点数は伸びにくいことがありますが、欲張りすぎると必要なビー玉がなかなか集まらず、手番を無駄にすることもあります。
また、他のプレイヤーが必要としている色を見ておくことも大切です。自分にとってはそこまで重要でないビー玉でも、次の人に大連鎖を渡してしまうなら、先に取っておいた方がいい場面もあります。
このあたりの小さな駆け引きが、遊ぶほどに見えてきます。
気になる点は準備と片付け
実際に遊んで気になった点もあります。
まず、ビー玉や排出器を使うため、準備と片付けはカードゲームより少し手間がかかります。ビー玉を並べたり、ゲーム後にしまったりする必要があります。
また、テーブルの上にある程度のスペースも必要です。小さなカフェテーブルなどでは少し窮屈に感じるかもしれません。ビー玉を使うので、床に落とさないように気をつける必要もあります。
もうひとつ、人によっては連鎖の見落としが起こります。
慣れている人はすぐに「ここを取ると爆発する」と気づきますが、初プレイの人は見逃しやすいです。最初から勝ち負けにこだわりすぎると、経験者との差が出ることもあります。
ただ、この点は悪いところというより、慣れの問題に近いです。最初の数ターンは周りが「そこ爆発するよ」と教えながら進めると、すぐに感覚をつかめます。
ポーション・エクスプロージョンが向いている人
ポーション・エクスプロージョンは、パズル系のボードゲームが好きな人に向いています。特に、落ち物パズルや連鎖を考えるゲームが好きな人なら、かなり相性がいいと思います。
また、見た目が楽しいボードゲームを探している人にもおすすめしやすいです。ビー玉のギミックがあるので、初めて見る人の興味を引きやすく、ボードゲーム初心者を誘うときにも使いやすいです。
家族や友人とワイワイ遊びたい人にも合っています。ルールが複雑すぎず、プレイ時間も長すぎないため、気軽に遊びやすいです。
一方で、静かに長時間考える重厚な戦略ゲームを求めている人には、少し物足りなく感じるかもしれません。運とその場の盤面変化もあるため、完全に計画通り進めるタイプのゲームではありません。
個人的には、勝ち負けをじっくり競うというより、「連鎖が決まった」「ポーションが一気に完成した」「その取り方はうまい」と言い合いながら楽しむゲームだと感じました。
初めて遊ぶときのコツ
初めてポーション・エクスプロージョンを遊ぶなら、まずは難しく考えすぎない方が楽しめます。
最初は、自分のポーションに必要な色を集めることを意識すれば十分です。慣れてきたら、ビー玉を取ったあとの動きにも注目してみてください。
見るべきポイントは、「ビー玉を抜いたあと、同じ色同士がぶつかるか」です。これだけ意識するだけで、爆発のチャンスを見つけやすくなります。
次に、ポーション効果を使うことを忘れないようにしましょう。完成したポーションは、持っているだけで満足してしまいがちです。でも、効果を使っても得点がなくなるわけではないので、使える場面では積極的に使った方が展開が広がります。
私も最初はポーションを温存しすぎて、あまり効果を使えませんでした。後半になって「もっと早く使えばよかった」と感じたので、初プレイでは試しに使ってみるくらいの気持ちでいいと思います。
まとめ:エクスプロージョンのボドゲを探しているなら満足度は高い
ポーション・エクスプロージョンは、ビー玉を使ったギミック、連鎖の気持ちよさ、ポーション作りのテーマがうまく組み合わさったボードゲームです。
実際に遊んでみると、ただ見た目が派手なだけではなく、「どのビー玉を取れば爆発するか」「どのポーションを先に完成させるか」という考えどころもあります。
特に印象に残るのは、ビー玉がカラカラと動いて連鎖が起きる瞬間です。うまく決まると本当に気持ちよく、周りからも反応が出やすいので、場が自然に盛り上がります。
「エクスプロージョン ボドゲ」と検索して、ビー玉を使う面白いボードゲームを探しているなら、ポーション・エクスプロージョンはかなり有力な候補です。初心者にも説明しやすく、見た目のインパクトもあり、ボドゲ会や家族でのゲーム時間にも出しやすい一作だと感じました。



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