ジムに入会したばかりのころ、私は「で、結局なにをやればいいの?」というところで何度も立ち止まりました。ランニングマシンはわかる。でも筋トレマシンは名前も使い方もよくわからない。周りは慣れている人ばかりに見えて、入会したはいいものの、最初の数回は正直かなり気後れしました。
今振り返ると、初心者のジムメニューでいちばん大事なのは、完璧な方法を探すことではありません。まずは迷わず動ける型を作ることです。最初の1ヶ月は、週2〜3回、全身をまんべんなく、マシン中心で進める。これだけで十分でした。この記事では、私が実際に続けやすかった初心者向けのジムメニューと、最初の1ヶ月で感じたこと、失敗したこと、続けるために役立ったコツをまとめます。
初心者のジムメニューは「週2〜3回・全身・マシン中心」でいい
最初のころの私は、ネットで調べれば調べるほど混乱していました。胸の日、背中の日、脚の日と分ける方法もあれば、有酸素を長くやる方法もある。どれも正しそうに見えるのですが、初心者にとっては選択肢が多すぎるんです。
実際に通ってみて感じたのは、最初から複雑なことをしないほうが続くということでした。週2〜3回ジムへ行き、そのたびに全身を軽く一通り動かす。これなら「今日は何の日だっけ」と悩まずに済みますし、1回休んでも立て直しやすいです。
しかも、マシン中心だとフォームが比較的安定しやすいので、初心者でも始めやすい。フリーウェイトに比べて心理的なハードルも低く、私自身、最初の1ヶ月はマシンがあったから通えたと思っています。無理なく続けるという意味では、このやり方が本当に合っていました。
私が最初の1ヶ月でやっていたジムメニュー
最初の1ヶ月は、毎回ほぼ同じ流れにしていました。あれこれ変えるより、同じメニューを繰り返したほうが慣れやすかったからです。実際、初心者の時期は「効率の良さ」より「迷わないこと」のほうが大切でした。
まずは5〜10分だけ軽く体を温める
ジムに着いたら、いきなり筋トレはせず、最初に軽く歩くかバイクをこいでいました。時間にすると5〜10分くらいです。ここで汗をかく必要はなく、「体が少し温まってきたな」と感じる程度で十分でした。
私は最初、このウォームアップを飛ばしてしまったことがありました。その日は動きが重く、マシンでも体がうまく使えない感じがして、いつもより疲れました。たった数分でも、最初に軽く動くとその後がかなり楽になります。
下半身はレッグプレスから始めると落ち着いた
初心者のジムメニューで何を最初にやるか迷う人は多いと思いますが、私にはレッグプレスがいちばん入りやすかったです。座って足で押すだけなので動きがわかりやすく、脚全体をしっかり使えます。
最初は重さを欲張らず、10回前後できる重さで1〜2セット。慣れてきたら少しずつ増やしました。初回は軽すぎるくらいでちょうどよかったです。最初のうちは「効いているかどうか」より、「変な痛みがないか」「姿勢が安定しているか」を見ていました。
胸はチェストプレスで十分だった
胸のトレーニングは、最初の1ヶ月はチェストプレスだけで十分だと感じました。押す動作は日常ではあまりやらないので、最初は思った以上にきついです。私も初回は、回数よりもマシンの使い方を確認するだけで終わったような感覚でした。
それでも数回続けると、シートの位置や持ち手の感覚がわかってきて、少しずつ安定してきます。初心者の時期は、重量が伸びること以上に「前回よりスムーズに動けた」が自信につながりました。
背中はラットプルダウンがわかりやすかった
初心者のころ、背中のトレーニングは感覚がつかみにくかったです。腕ばかり疲れてしまい、「本当に背中に効いているのかな」と感じることもありました。そんな中でも続けやすかったのがラットプルダウンです。
バーを下ろすときに、力任せに引くのではなく、肩をすくめずに胸を軽く張る。この意識を持つだけで、なんとなく背中を使っている感覚が出てきました。最初は完璧でなくても大丈夫で、私は「前より少しだけわかる」が増えていく感じで十分でした。
余裕があればシーテッドローを追加する
背中の種目をもう一つ入れるなら、シーテッドローもおすすめです。ラットプルダウンより動きが安定しやすく、引く感覚を覚える練習になりました。私の場合、ラットプルダウンだけだと物足りない日もあったので、余裕がある日はシーテッドローを入れていました。
ただ、初心者のうちは種目を増やしすぎないことも大切です。疲れてフォームが崩れるくらいなら、1種目減らしたほうがいい。これは最初の1ヶ月でかなり実感しました。
お腹は短時間で終えるほうが続いた
腹筋は気合いを入れて長くやるより、短くてもいいから毎回少し入れるほうが私には合っていました。アブドミナルマシンがあればそれでもいいですし、なければプランクでも十分です。
以前の私は、腹筋をやる日は頑張って何十回もやろうとして、そのたびに面倒になっていました。でもジムでは「最後に少しだけ」と決めておくと続きやすかったです。初心者はメニューを豪華にするより、終わりやすい形にしておくことが本当に大事だと思います。
最後に有酸素運動を10〜20分だけ
有酸素運動を入れるなら、私は筋トレのあとに10〜20分だけ歩いていました。最初のころは「せっかくジムに来たんだから長くやらなきゃ」と思っていたのですが、長くやりすぎると疲れて次回が重くなります。
初心者のうちは、ジムに行くハードルを下げることのほうが大事です。だから私は、筋トレをしたあとに少し歩いて終わるくらいにしていました。そのほうが「これならまた来られる」と思えました。
初心者におすすめの週2回・週3回メニュー
私が最初にいちばん続けやすかったのは週2回です。仕事や予定がある中で、毎週必ず2回行くと決めるだけでも生活の中にジムが入りやすくなりました。
週2回なら、どちらの日も同じ全身メニューで構いません。ウォームアップのあとに、レッグプレス、チェストプレス、ラットプルダウン、シーテッドロー、腹筋系、最後に軽い有酸素運動。この流れをそのまま繰り返すだけで、初心者には十分です。
少し慣れてきて週3回行けるようになったら、3回とも同じ内容でもいいですし、3回目だけ少し軽めにしてもいいと思います。私は3回行けた週もありましたが、回数が増えるより「行っても疲れすぎない」ことを優先したほうが結局続きました。
重量と回数はどう決めるべきか
初心者のころにいちばん迷ったのが重量設定でした。軽すぎても意味がなさそうだし、重すぎるのは怖い。その感覚はとてもよくわかります。
実際にやってみてちょうどよかったのは、「10回前後できるけれど、最後の2〜3回は少しきつい」と感じる重さでした。逆に、フォームが崩れる、反動を使わないと上がらない、関節に違和感があるようなら重すぎます。
私は最初、周りにつられて重くしようとして失敗しました。重さを上げた日は達成感はあるのですが、翌日に変な張り方をしたり、次のジムが億劫になったりするんです。初心者のうちは、見栄を張らずに「ちゃんと動ける重さ」を選んだほうが伸びやすいと感じました。
初めてのジムで感じやすい不安は、だいたい皆同じ
最初にジムへ行った日、私はかなり緊張していました。受付を済ませたあとも、どこを見ればいいのか、どのマシンを使えばいいのか、しばらく落ち着きませんでした。周りの人が慣れて見えるぶん、自分だけ取り残されているような気持ちにもなりました。
でも実際に数回通ってわかったのは、ほとんどの人は他人を見ていないということです。みんな自分のメニューに集中していますし、初心者がいても特別気にしていません。最初はそれが信じられなかったのですが、慣れてくると本当にそうだとわかります。
私の場合、初日は完璧にやろうとせず、「今日はマシンの位置を覚える日」と割り切ったことで少し気が楽になりました。初心者が最初から100点を取る必要はありません。ジムの空気に慣れるだけでも十分な前進です。
最初の1ヶ月で感じた変化は、見た目よりも先に来た
ジム初心者というと、どうしても「どれくらいで見た目が変わるのか」が気になると思います。私もそうでした。ただ、最初の1ヶ月で強く感じた変化は、見た目そのものよりも、迷いが減ったことでした。
最初は1台のマシンを使うだけでも緊張していたのに、何回か通ううちに自然と次の行動に移れるようになります。どこに何があるかがわかる。前回の重さを覚えている。受付から着替え、トレーニング、帰宅までの流れができる。これが本当に大きかったです。
それに、少しずつでも「前より楽にできた」「前回より1回多くできた」が増えると、ジムがただの義務ではなくなってきます。私はこの小さな変化が嬉しくて、そこから通う習慣が定着していきました。
初心者がやりがちな失敗と、そのときの反省
私が最初にやってしまった失敗は、気合いを入れすぎたことです。入会した直後はやる気が高いので、毎日でも行けそうな気がするんです。でも、それを続けるのは簡単ではありません。疲れがたまり、予定が崩れたときに一気に足が遠のきます。
もう一つ失敗したのは、種目を増やしすぎたことでした。あれもやったほうがいい、これもやらなきゃ、と詰め込みたくなるのですが、初心者のうちはメニューが多いほど迷います。私の場合、結局続いたのは毎回同じようにこなせるシンプルな内容でした。
それから、筋肉痛を頑張った証拠だと思いすぎたのも反省点です。軽い張りなら問題ないこともありますが、日常生活に響くほど痛いのはやりすぎです。最初の1ヶ月は、気持ちより少し物足りないくらいで終えるほうが、次につながりやすいと感じました。
ジムメニュー初心者こそ、最初の1ヶ月は同じ型でいい
結局のところ、初心者のジムメニューは複雑にしないことがいちばんです。週2〜3回、全身、マシン中心。ウォームアップをして、脚、胸、背中、体幹を軽く回し、最後に少しだけ有酸素運動をする。この型を最初の1ヶ月で身につけるだけで、ジムへの苦手意識はかなり薄れます。
私自身、最初は「これで合っているのかな」と何度も不安になりました。でも、完璧な正解を探すより、続けられる形を持つことのほうがずっと大事でした。初心者の時期は、派手な変化よりも、来週もまたジムへ行けることが価値になります。
もし今、ジムに入会したばかりで何をすればいいかわからないなら、まずはシンプルに始めてみてください。最初の1ヶ月は、それだけで十分です。迷わず動けるようになるころには、きっとジムは今よりずっと身近な場所になっているはずです。



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