竹中絢音という名前を見かけて、思わず調べた私が最初に驚いたこと
竹中絢音という名前を初めて見かけたとき、正直に言うと最初は「アームレスリングの選手なんだろうな」くらいの認識しかありませんでした。ところが少し調べ始めただけで、その印象はすぐに変わりました。女子の世界王者であるだけでなく、男子カテゴリーでも結果を残している。しかも、その強さの背景には、派手な肩書きだけでは語れない積み重ねがありました。
私が特に引き込まれたのは、竹中絢音選手の実績そのものよりも、そこにたどり着くまでの過程です。何か特別な一日で急に強くなった人ではなく、子どもの頃から当たり前のように腕相撲をして、当たり前のように負けず嫌いで、当たり前ではない量の努力を積み上げてきた。その連続の中に、今の強さがあると感じました。
検索で「竹中絢音」と入力する人の多くも、きっと同じように思っているはずです。世界王者という結果だけではなく、「この人はなぜ強いのか」「どんな人生を歩んできたのか」「どれだけ競技に向き合ってきたのか」を知りたい。私自身も、そこがいちばん気になりました。
この記事では、竹中絢音選手のプロフィールや実績を整理しながら、特に印象に残った体験談を中心に、その強さの理由を自分なりの視点でまとめていきます。
竹中絢音とは?まずはプロフィールと実績を整理したい
竹中絢音選手は、岐阜県出身のアームレスリング選手です。競技を始めたのは10歳頃とされていて、かなり早い段階からアームレスリングの世界に入っています。学生時代から頭角を現し、中学3年で全日本優勝、高校1年では3階級制覇、さらに世界ジュニアでも連覇を果たすなど、早くからトップレベルの結果を残してきました。
ここまででも十分すごいのですが、私が思わず二度見したのは、2022年の男子60kg級での優勝です。女子選手が男子カテゴリーで勝つという事実だけでもインパクトがありますが、それが話題性だけではなく、競技力の裏付けとして語られている点に重みを感じました。さらに2023年には世界選手権シニア女子55kg級で優勝し、世界王者になっています。
実績を並べるだけなら、数行で終わるかもしれません。けれど、竹中絢音選手の魅力は、その結果が決して偶然ではないとわかるエピソードの豊富さにあります。調べれば調べるほど、「勝つべくして勝っている選手だな」という感覚が強くなっていきました。
私がいちばん惹かれたのは、幼い頃からにじんでいた負けず嫌いの強さ
竹中絢音選手の体験談の中で、私が最も印象に残ったのは、幼少期からとにかく負けず嫌いだったという話です。相手が年上でも、体が大きくても、性別が違っても関係なく、「負けたくない」という気持ちが前に出ていた。こういうエピソードを読むと、強い選手にはやはり共通点があるのだと実感します。
私自身、スポーツ選手の話を読むときに気になるのは、才能よりも性格です。生まれつき力が強いとか、環境に恵まれていたという話だけでは、なかなか心が動きません。でも竹中絢音選手の場合は、「やらされていた」のではなく、明らかに本人の内側から競争心があふれていたことが伝わってきます。宿題でも、人より多くやってしまうほど徹底する性格だったという話には、競技に向いている人特有の密度を感じました。
こういう話を知ると、世界王者という結果も急に遠いものではなくなります。日常の細かなところにすでに片鱗があって、その延長線上に今がある。私はそこに、竹中絢音選手のいちばんの説得力を感じました。
父の存在は大きい。でも、最終的に競技を続けたのは自分自身だった
竹中絢音選手の父親はアームレスリング選手で、競技に触れる環境は子どもの頃から身近にあったそうです。この事実だけを見ると、「やはり競技一家だったから強くなったのか」と考えたくなります。実際、それは間違いではないと思います。身近に競技がある環境は、それだけで大きな財産です。
ただ、私が面白いと思ったのは、そこで話が終わらないところでした。父の練習や試合を見て育ち、練習部屋の隅でダンベルに触れながら競技に親しんでいった一方で、無理やりやらされたわけではなかった。むしろ「やるならやれ」という距離感の中で、何度言われても自分が「やる」と返し続けた。ここに竹中絢音選手らしさがあるように思います。
私はこの部分を読んで、親の影響で始めた競技と、自分の意志で続ける競技は、似ているようでまったく違うと感じました。始めるきっかけは周囲にあっても、続ける理由が本人の中に育たなければ、世界には届かない。竹中絢音選手は、その“自分の中に理由を持ち続けられる人”だったのだと思います。
学校生活の中にまで、強くなるための習慣が入り込んでいた
竹中絢音選手の体験談で、個人的にかなり好きだったのが、学校生活の中にまでアームレスリングの感覚が自然に入り込んでいたという話です。小学生の頃は休み時間に腕相撲をしていた。中学では陸上部に所属しながら、懸垂や砲丸投げにも取り組んでいた。机の脚にチューブをつけて鍛えていたというエピソードもあり、競技に対する執着の強さがうかがえます。
こういう話を読んでいると、強い人は“練習時間だけ強い人”ではないのだとよくわかります。日常の中で、体の使い方や勝負への意識が切れない。練習が終わったから終わり、ではなく、生活全体が競技に向かっている。私はこの感覚にとても惹かれました。
たぶん、検索で竹中絢音選手のことを知りたい人の多くも、こういう具体的な場面を求めているのではないでしょうか。大会結果だけでは見えてこない、人となりが見えるからです。どんなにすごい実績でも、子どもの頃にどんなふうに過ごしていたのかが見えると、一気に人物像が立ち上がってきます。
16歳で知った世界の壁が、夢を現実の目標に変えた
竹中絢音選手は、かなり早い段階から「世界をとる」という目標を口にしていたそうです。でも本当の意味で世界を現実として捉えたのは、16歳で海外選手と戦い、そのレベルの高さを実感してからだったようです。この話を読んで、私はここがひとつの大きな転機だったのだろうと感じました。
夢を持つことと、夢までの距離を知ることは別物です。漠然と憧れる段階から、どれだけ足りないのかを知り、どれくらいの時間で追いつくかを逆算する段階へ進める人は強い。竹中絢音選手は、その切り替えが非常に早かったのだと思います。
私がこの話に惹かれたのは、世界王者の物語にありがちな“最初から特別だった”という雰囲気が薄いからです。実際には、世界の壁にぶつかり、その大きさを体感し、それでも引かなかった。そのリアリティがあるから、実績がより信頼できるものに感じられました。
竹中絢音の強さは、筋力だけではなく競技への解像度の高さにある
アームレスリングというと、どうしても腕力の勝負だと思われがちです。私も最初はそう思っていました。けれど竹中絢音選手の歩みを追っていくと、単純なパワーだけでは説明できないことが多いと感じます。男子カテゴリーでも結果を出していることを考えると、体の使い方、駆け引き、フォーム、そして相手に応じた対応力まで含めて、非常に解像度の高い競技理解があるのではないかと思います。
本人もアームレスリングの魅力として、一瞬の中に駆け引きが詰まっている点を挙げています。これを知ってから試合の見方が少し変わりました。単なる力比べではなく、瞬間的な判断や技術の蓄積がものを言う競技だからこそ、竹中絢音選手のような“長年感覚を磨いてきた選手”が強いのだろうと感じます。
私はこの点に、竹中絢音選手が長く勝ち続けられる理由を見ました。筋力だけなら年齢や階級の条件で説明されがちですが、競技理解は積み重ねで伸びていくものです。その深さがある選手は、実績の見え方以上に強いはずです。
練習と食事の話に、競技者としての本気がよく表れている
竹中絢音選手は、日々1〜2時間ほど練習を積み重ね、競技に必要な種目を中心に身体を作っているそうです。回数や数字だけを追うのではなく、限界まで追い込む意識を強く持っているところにも、競技者らしさが出ています。
食事についても、華やかな話ではなく、とても実用的です。鶏胸肉を使った準備や、日々の体重管理など、やるべきことを淡々と続けている様子が浮かびます。私はこういう部分に、その選手の本質が出ると思っています。試合の日だけ頑張る人ではなく、見えない日の選択が積み重なっている人は強い。竹中絢音選手はまさにそのタイプです。
しかも、極端なストイックさを見せるための話ではなく、必要だからやっているという現実味がある。この温度感が、かえって本物らしく感じられました。見せるための努力ではなく、勝つための習慣。それが伝わってくるところに、私は大きな説得力を感じます。
竹中絢音を知るほど、応援したくなる理由
私が竹中絢音選手について調べていて最後に強く感じたのは、この人は自分が勝つだけで終わりたい人ではない、ということでした。アームレスリングという競技そのものをもっと広めたい、もっと盛り上げたいという思いを持っている。その視点があるからこそ、単なる「強い選手」ではなく、「競技の未来を背負う選手」として印象に残ります。
競技環境が決して恵まれているとは言えない中で、世界を相手に戦い続けるのは簡単ではありません。それでも結果を出し、なおかつ競技の魅力を伝えようとしている。その姿勢を知ってから、私の中で竹中絢音という名前の重みはかなり変わりました。
最初は気になる名前を検索しただけでしたが、読み進めるうちに、なぜこれほど注目されるのかがよくわかりました。竹中絢音選手の強さは、ただ腕が強いという話ではありません。幼い頃から積み重ねてきた負けず嫌い、競技を自分の意志で続ける芯の強さ、生活の中にまで浸透した鍛錬、世界の壁を知ってなお前に進んだ経験、そのすべてがつながって今の強さになっているのだと思います。
竹中絢音という名前を検索した人が知りたい答えは、きっとこれです。世界王者だからすごいのではなく、世界王者になるまでの過程が圧倒的だから、竹中絢音はすごい。私はそう感じました。



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