ダンベルプレスからベンチプレスへ移ったら肩が痛い?再開時期と中止の判断

ダンベルプレスからベンチプレスへ移って肩が痛むなら、痛みが出る種目を中止する

ダンベルプレスでは問題がなかったのに、ベンチプレスへ移ったとたんに肩が痛み、何日休めば再開できるのか分からない——そんなときは、まず痛みが出るベンチプレスやダンベルプレスをその場で中止してください。重量を下げて試し続ける必要はありません。「何日休めば必ず再開できる」という一律の日数は決められないため、痛む種目を避けながら症状の出方を確認していくことが出発点になります。

実際に、ダンベルプレスからベンチプレスへ移った人が、ベンチプレス中に左肩を痛め、1週間ほど後に軽い重量を試しても痛んだため、どれくらい休めばよいかと質問している例があります(Yahoo!知恵袋の相談)。ただしこれは一人の利用者の経過であり、休養期間や痛みの原因を決める根拠にはなりません。同じように1週間で再開できる人もいれば、そうでない人もいるという前提で読んでください。

押す動作で肩の違和感を抱える人はほかにもいます。左右差や肩甲骨周辺の疲労・不快感があり、ダンベルで痛みが増すためプレス種目を避けているという投稿や(Redditの投稿)、オーバーヘッドプレスの動作上部で左肩の張りを感じ、翌日まで残るため続けるか休むか迷うという投稿もあります(Redditの投稿)。これらも個人の報告であり、頻度や原因を一般化できるものではありません。

判断のよりどころになるのは、運動中に痛みを生じる活動を中止し、その場合は医療専門職に相談するという一般的な安全情報です(ACSMの資料)。またNHSの肩痛の案内でも、症状を悪化させる動作や重いジム器具の使用を避けることが示されています(NHS Shoulder pain)。

ここで誤解しないでほしいのは、「肩をまったく動かしてはいけない」という話ではないという点です。避ける対象は、痛みを悪化させる押す種目や重い器具の使用です。日常的な肩の動きまで無理に止める必要はありません。

再開日を決める前に、痛みの出方と日常動作を記録する

再開日を自己判断で決める前に、症状の記録をつけてください。どの動作で痛むのか、いつから続いているのか、腕を動かしにくいかどうかを整理しておくと、症状が改善しているのか悪化しているのかを自分で判断しやすくなり、医療機関を受診する場合にも状況を伝えやすくなります。

記録しておきたいのは、痛みが始まった時期、そのとき行っていた運動種目、痛みが出る動作、痛みが出るタイミング、日常生活への影響です。ダンベルプレス、ベンチプレス、オーバーヘッドプレスのように、どの種目で症状が出るかを区別しておくと、痛みを悪化させる動作を避けやすくなります。重量や回数を記録している人は、発症前後の内容も控えておきましょう。肩の痛みが運動時だけなのか、安静時や日常動作でも出るのかを分けておくことも役立ちます。

受診を考える目安は、NHSの案内では、痛みが悪化する場合、2週間たっても改善しない場合、肩や腕を動かすのがとても難しい場合に医療機関へ相談することが示されています。さらに、突然の強い痛み、腕を動かせない、変形や大きな腫れ、続くしびれや感覚低下、けがの後に始まった痛み、発熱や体調不良を伴う場合は、早めの受診が必要なサインです(NHS Shoulder pain)。

なお、痛みの原因や損傷の種類を自分で診断しようとしないでください。掲示板の回答や他人の体験談は、あなたの症状の診断材料にはなりません。

相談時に伝える項目をそろえる

医療機関に相談するときは、痛みが始まった時期、痛む運動と動作、症状の変化、日常生活で困る動作を伝えると、状況を説明しやすくなります。先に挙げた記録がそのまま役立ちます。

伝える内容を整理するときは、肩の痛みが運動時だけか、安静時や日常動作でも出るかを区別しておきましょう。重量や回数の記録があれば、発症前後の内容も添えてください。繰り返しになりますが、掲示板の回答や他人の体験を診断材料にしないことが大切です。

ベンチプレスへ戻る時期は、痛みの経過と専門家の助言を踏まえて決める

ベンチプレスへ戻る時期は、「1週間休めばよい」といった固定日数で決めず、痛みの経過を確認し、必要に応じて医療専門職の評価や助言を得て判断してください。ここが本記事でもっとも伝えたい結論です。

先に紹介した相談では、1週間後に軽い重量を試しても痛みが続いていました。この体験を「1週間では足りない」という回復目安として読むのではなく、休養日数は一律に決められないという事実の一例として受け取ってください。痛みが残る状態でベンチプレスやダンベルプレスを試し、痛みが出るかどうかを確かめることは勧めません。

医療専門職から運動再開の助言を受けた場合は、その条件に従ってください。再開してよいと判断された後の種目、負荷、動作範囲についても、個別の状態に応じて専門家と確認するものです。この記事から、具体的な再開重量や回復期間を一律に導き出すことはできません。

肩を動かすことと、痛む筋トレ種目を続けることを分ける

「肩を動かさないほうがよいのか」と迷う人もいますが、肩をまったく動かさないことと、痛みが出るベンチプレスを続けることは別の問題です。

NHSの案内では、肩を穏やかに動かすことが促される一方、症状を悪化させる動作や重いジム器具の使用は避けるよう説明されています(NHS Shoulder pain)。ただしこれは肩痛全般についての公的な案内であり、個々のけがの診断や、筋トレ再開のプログラムを示すものではありません。運動中に痛みを感じたり症状が悪化したりする場合は、自己流のリハビリ運動を追加せず、医療専門職に相談してください(ACSMの資料)。

改善しない場合は、フォームの自己修正より先に相談する

痛みが続く、悪化する、肩や腕を動かしにくい場合は、フォームの変更だけで解決しようとせず、医療機関へ相談してください。

筋トレ侍には、ダンベルプレスのフォームと肩痛に触れた記事があります(ダンベルプレスで理想の胸板を手に入れる!現役トレーナーが教える正しいフォームと効果を出す秘訣)。ただし、肩の痛みが出たからといって、その原因がフォームにあると決めつけることはできません。本記事が扱うのは、あくまで種目移行後に痛みが出たときの中止・相談・再開の判断です。

痛みのある状態で肘の角度や肩甲骨の位置を変えて試し続けることや、痛みを我慢して重量を扱うことは勧めません。悪化が続く場合や長引く場合の相談目安、早めの受診が必要な症状を、ここまでに整理したとおりに確認してください。

健康に関する情報は、診断や治療の代替ではありません。症状に応じて、医師など適切な専門家へ相談するようにしてください。

よくある質問

ベンチプレスで肩が痛いとき、何日休めば再開できますか?

一律に再開日数を決めることはできません。痛みが出る種目は中止し、悪化する、2週間たっても改善しない、腕を動かしにくい場合は医療機関へ相談してください(NHS Shoulder pain、ACSMの資料)。

ダンベルプレスなら痛くない場合、ベンチプレスの代わりに続けてよいですか?

ダンベルプレスでも痛みや不快感が出るという相談例があり、種目名だけで安全とは判断できません(Redditの投稿)。痛みが出る動作を避け、再開方法は症状に応じて専門家へ相談してください。

肩の痛みが強いとき、受診を急ぐ目安はありますか?

突然の強い痛み、腕を動かせない、変形や大きな腫れ、続くしびれや感覚低下、けがの後に始まった痛み、発熱や体調不良を伴う場合は、早めに医療機関へ相談してください(NHS Shoulder pain)。

参考資料

タイトルとURLをコピーしました