「ダンベルを買ったけれど、持ち手が細すぎて手が痛い」「筋トレ中に滑って集中できない」……そんな悩みを感じたことはありませんか?実は、ダンベルの「持ち手(シャフト)」は、単なる握り棒ではありません。素材、太さ、そして「ローレット」と呼ばれる滑り止めの強さひとつで、ターゲットとなる筋肉への効き方は劇的に変わります。
私自身、安価なプラスチック製のダンベルでトレーニングを始めた当初、持ち手のベタつきと細さに苦しみ、結局買い直した経験があります。この記事では、失敗しないダンベルの持ち手の選び方から、プロも実践する「効かせる握り」のコツまで、私の実体験を交えて徹底解説します。
1. 意外と知らない「持ち手の素材」による違い
ダンベルの持ち手には、大きく分けて3つのタイプがあります。自分のトレーニング環境に最適なものを選びましょう。
- スチール(ローレット加工)金属に網目状の溝を掘ったタイプです。最も滑りにくく、アイロテック ダンベルなどの本格的なセットによく見られます。素手だと皮膚が削れる感覚があるため、高重量を扱うならトレーニンググローブの併用が前提となります。
- ラバー・ネオプレンコーティング持ち手全体がゴムや樹脂で覆われているタイプです。冬場に触れても冷たくなく、プロアイアン ダンベルのようにカラフルなものが多いのが特徴。女性や初心者には優しいですが、高重量で汗をかくと滑りやすく、経年劣化でベタつきが出るのが弱点です。
- クロームメッキ光沢があり錆びにくいですが、ローレット(溝)が浅いものが多く、汗で最も滑りやすい素材です。
2. 「持ち手の太さ」が筋肉に与えるインパクト
ダンベルの持ち手の太さは、一般的に25mm〜28mm程度です。しかし、この数ミリの差が筋トレの質を左右します。
迷ったら28mmを選ぶべき理由
手の大きさが標準的な日本人にとって、28mmは「最も握り込みやすく、前腕の疲労を抑えてターゲット部位(大胸筋や背筋)に集中できる」絶妙な太さです。逆に、持ち手が細すぎると、指先に余計な力が入り、ターゲットよりも先に握力が尽きてしまいます。
あえて「太くする」という選択肢
腕を太くしたいなら、ファットグリップズを持ち手に装着するのも一つの手です。あえて持ち手を太く(50mm以上)することで、前腕の筋肉を強制的に動員し、強烈な刺激を与えることができます。これは多くのアスリートも取り入れているテクニックです。
3. 「手が痛い・滑る」を解決する3つの裏技
「持ち手が食い込んで痛い」というストレスは、モチベーションを削ぐ最大の敵です。私は以下の3段階で解決しました。
- グローブでクッション性を持たせる手のひらのマメを防ぎたいなら、ゴールドジム トレーニンググローブのようなパッド入りのものを選びましょう。
- パワーグリップを導入する背中の種目(ロウイング系)で持ち手が滑るなら、バーサグリップのようなパワーグリップが最強の味方です。持ち手を「握る」のではなく「引っ掛ける」感覚になれるため、背中に100%集中できます。
- グリップテープを巻くもし今のダンベルの持ち手が細すぎたり、滑りやすかったりする場合、テニスラケット用のヨネックス グリップテープを巻いてみてください。驚くほどフィット感が向上し、自分専用のカスタムダンベルに生まれ変わります。
4. プロが実践する「正しい握り方」の使い分け
最後に、持ち手の「握り方」についても触れておきます。
- フルグリップ(親指を回す)プレス系種目(ベンチプレスなど)で必須です。持ち手の中心をしっかり握り、手首を寝かせすぎないのがコツです。
- サムレスグリップ(親指を外す)サイドレイズなどで肩に効かせたい時に有効。持ち手を軽く「添える」ように持つことで、前腕への関与を減らせます。
まとめ:持ち手は「自分に合わせる」もの
ダンベルの持ち手は、体と器具をつなぐ唯一の接点です。もし今の持ち手に違和感があるなら、それはフォームの乱れや怪我の原因になりかねません。
まずは自分のダンベルの太さを確認し、滑るならチョークやグローブを活用することから始めてみてください。たった数ミリ、たった一枚のグローブで、翌日の筋肉痛が劇的に変わるはずです。
より本格的に追い込みたい方は、持ち手のホールド力を極限まで高めるパワーグリップの導入を検討してみてはいかがでしょうか。



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