ライザップの食事は「食べない」より「選び方を変える」ものだった
ライザップの食事と聞くと、私は最初「白米もパンも食べられない、かなり厳しい食事制限」というイメージを持っていました。
実際に始めてみると、たしかに糖質はかなり意識します。今まで何も考えずに食べていたご飯、麺、パン、甘いものは、最初のうちはかなり控えることになりました。
ただ、意外だったのは「食べる量をひたすら減らす」という感じではなかったことです。
むしろ、肉、魚、卵、豆腐、納豆、野菜、きのこ、海藻などをきちんと食べるように言われました。今までの私は、昼に菓子パン、夜にラーメン、疲れた日はコンビニ弁当という生活だったので、食べる量よりも「何を選ぶか」が大きく変わった感覚です。
ライザップの食事は、空腹に耐えるだけのダイエットというより、毎日の食事を見直して、太りにくい食べ方を身につけるための指導に近いと感じました。
最初に苦労したのは「何を食べればいいか分からない」こと
始めたばかりの頃、一番困ったのはメニューでした。
糖質を控える。たんぱく質を摂る。野菜も食べる。
頭では分かっていても、いざスーパーやコンビニに行くと「結局、何を買えばいいの?」となります。
私の場合、最初の数日はかなり迷いました。朝はご飯を抜いたら何を食べればいいのか分からない。昼は外食が多いので、定食屋で何を選べばいいのか悩む。夜は疲れているので、簡単に済ませたいけれど、パスタや丼ものは避けたい。
この時点で、自己流だったらたぶん挫折していたと思います。
でもライザップでは、毎食の内容を報告すると、トレーナーからかなり具体的に返事が来ます。
「この食材は良いです」
「これは糖質が多めなので注意しましょう」
「夜はもう少し軽めでも大丈夫です」
「たんぱく質が少ないので、卵や魚を足しましょう」
こんなふうに、食べた後に答え合わせができるので、少しずつ自分でも選べるようになっていきました。
実際によく食べていた朝食メニュー
私がライザップ中によく食べていた朝食は、かなり地味です。
たとえば、焼き魚、納豆、卵、豆腐、味噌汁。余裕がある日は、そこにサラダやきのこを足していました。
以前の朝食は、トーストとカフェオレだけ、またはコンビニのおにぎりだけという日が多かったです。それに比べると、最初は準備が面倒でした。
ただ、慣れてくると朝のパターンは固定できます。
焼き魚が面倒な日は、ゆで卵と納豆。時間がない日は豆腐に薬味をのせる。味噌汁にはわかめやきのこを入れる。こういう簡単な組み合わせでも、以前よりかなり食事らしくなりました。
特に助かったのは、毎朝凝った料理を作らなくてもいいと分かったことです。完璧な低糖質メニューを作ろうとすると疲れますが、「たんぱく質を入れる」「主食に頼りすぎない」「野菜や汁物を足す」と考えると続けやすくなりました。
昼食は外食とコンビニ選びが勝負だった
昼食は一番悩みました。
仕事の日は外食かコンビニが多く、家で作ったものを毎日持っていくのは現実的ではありませんでした。
最初は「外食したら終わり」と思っていましたが、実際には選び方次第でした。
定食屋なら、焼き魚定食や肉系の定食を選び、ご飯は少なめ、または食べない。丼ものや麺類は避ける。揚げ物は頻度を下げる。コンビニなら、サラダチキン、ゆで卵、焼き魚、豆腐、海藻サラダ、味噌汁などを組み合わせる。
正直に言うと、最初はかなり味気なく感じました。
でも、何日か続けると「コンビニでも意外と選べる」と分かってきます。むしろ以前は、何も考えずにパスタ、菓子パン、甘いカフェラテを選んでいたので、そこを変えただけでも食事内容は大きく変わりました。
ライザップの食事指導でよかったのは、外食やコンビニを完全に否定されなかったことです。忙しい日でも現実的に続けられる選び方を教えてもらえたので、「自炊できないから無理」とはなりませんでした。
夕食は軽めにするほど翌朝が楽だった
夕食は、最初のうちは物足りなさを感じました。
以前は夜に一番多く食べていました。ご飯をしっかり食べて、揚げ物や麺類も普通に食べる。食後に甘いものを食べる日もありました。
ライザップ中は、夜は魚、肉、豆腐、サラダ、きのこ、味噌汁などを中心にして、糖質はかなり意識しました。
たとえば、刺身とサラダ、焼き魚と豆腐、鶏肉と野菜炒め、麻婆豆腐風のおかずなどです。ご飯を食べない分、最初は口さみしさがありましたが、たんぱく質をしっかり入れると空腹で眠れないほどではありませんでした。
むしろ、夜を軽めにした日のほうが翌朝の体が楽でした。胃が重くないし、朝の体重にも反映されやすいので、モチベーションにつながりました。
もちろん、毎日きれいにできたわけではありません。疲れている日は雑になりましたし、外食で食べすぎた日もあります。それでも、翌日の食事で戻す感覚が少しずつ身につきました。
毎日の食事報告は正直めんどう。でも一番効いた
ライザップの食事で一番特徴的なのは、毎食の報告です。
食べたものを写真で送る。内容を入力する。必要に応じて体重や体調も伝える。これを毎日続けます。
正直、かなり面倒です。
特に忙しい日は「あとで送ろう」と思って忘れそうになります。外食の場で写真を撮るのが少し恥ずかしい日もありました。食べすぎた日は報告したくない気持ちにもなります。
でも、この報告があるからこそ続いたのも事実です。
誰にも見られないダイエットなら、私はたぶん途中で「今日はいいか」となっていました。でも、トレーナーに見てもらうと思うと、自然と選ぶものが変わります。
それに、報告した内容に対して毎回コメントが返ってくるので、単なる記録ではなく勉強になります。
最初は「これは食べていいのか」「これはだめなのか」と迷っていたものが、だんだん自分で判断できるようになります。食事報告は手間ですが、ライザップの中で一番価値を感じた部分でもありました。
糖質制限はきつい?私が感じたリアルなつらさ
ライザップの食事がきついかどうかで言えば、最初はきついです。
特に、白米、パン、麺類、甘いものが好きな人はつらいと思います。私も最初の1週間は、食後に何か足りない感じがありました。
食べているのに満たされない。口が寂しい。コンビニに行くと、今まで好きだったものばかり目に入る。
この時期はかなり我慢が必要でした。
ただ、ずっと同じつらさが続くわけではありません。数週間経つと、食べるパターンが決まってきて、迷う時間が減ります。肉や魚をしっかり食べると、思ったより満腹感もあります。
私の場合、つらかったのは空腹よりも「習慣を変えること」でした。
食後に甘いものを食べる習慣。忙しいときに麺類で済ませる習慣。夜にどかっと食べる習慣。こういう癖を変えるのに時間がかかりました。
食べていいもの・避けたいものの感覚が身についた
ライザップを始める前は、カロリーばかり見ていました。
低カロリーならいい。野菜なら何でもいい。そんな感覚です。
でも実際には、糖質が多い野菜もありますし、調味料にも糖質が含まれていることがあります。外食のソースやドレッシングも、意外と見落としがちでした。
トレーナーから指摘されて印象に残ったのは、「健康そうに見えるものが、必ずしも今の目的に合うとは限らない」ということです。
たとえば、根菜、果物、甘いヨーグルト、野菜ジュースなどは、なんとなく体によさそうなイメージがあります。でも糖質を調整している時期には、量やタイミングを考える必要がありました。
逆に、肉や魚、卵、豆腐、納豆、きのこ、海藻、葉物野菜は、かなり登場回数が多かったです。
こうした感覚は、プログラム中だけでなく、その後の食生活にも残りました。
外食や飲み会はどうしていたか
外食や飲み会が完全になくせる人は少ないと思います。
私も仕事の付き合いや友人との食事がありました。最初は「ライザップ中だから行けない」と思っていましたが、全部断るのは現実的ではありません。
そこで意識したのは、メニュー選びです。
居酒屋なら、刺身、焼き鳥、冷奴、枝豆、サラダ、焼き魚などを選ぶ。揚げ物、締めのご飯、麺類、甘いデザートは避ける。お酒も量を決めて、だらだら飲み続けない。
もちろん、完璧にはできません。場の雰囲気で食べてしまう日もあります。
ただ、外食前後で調整するようになったのは大きな変化でした。外食の日の朝と昼を整える。翌日は主食を控えめにして、たんぱく質と野菜中心に戻す。これだけでも、以前のように食べっぱなしにはなりませんでした。
ライザップの食事指導は、外食をゼロにするためではなく、外食しても戻せるようになるための練習だったと感じています。
食費は上がりやすいと感じた
良かったことばかりではありません。
ライザップの食事を続けると、食費は上がりやすいです。
安くお腹を満たすなら、米、パン、麺類は強いです。コンビニでも、おにぎりや菓子パンのほうが安く済みます。
一方で、肉、魚、卵、豆腐、野菜、海藻、きのこなどを毎食意識すると、どうしても単価は上がります。外食でも、丼ものや麺類より、魚や肉のおかず中心にすると高くなることがありました。
ここは事前に知っておいたほうがいいです。
ただ、無理に高い食材ばかり買う必要はありません。卵、豆腐、納豆、鶏むね肉、サバ缶、冷凍野菜などを使えば、ある程度は抑えられます。
私も途中からは、毎食を豪華にするのではなく、続けやすい定番食材を決めるようにしました。
私が感じたライザップの食事のメリット
一番のメリットは、食事の知識が残ることです。
一時的に痩せるためだけなら、極端に食べない方法もあるかもしれません。でもそれでは、普通の生活に戻したときにまた迷います。
ライザップでは、毎日食事を見てもらうので、「自分は何を食べると崩れやすいか」「どの時間帯に食べすぎるか」「外食で何を選べばいいか」が分かってきます。
私の場合、夜に糖質を多く食べると翌日に響きやすいこと、昼を適当にすると夕方に間食したくなること、朝にたんぱく質を入れると昼まで楽なことに気づきました。
こういう気づきは、ネットで一般論を読んでいるだけでは得られませんでした。自分の食事に対してコメントをもらうからこそ、生活に落とし込めたのだと思います。
反対にデメリットだと感じたこと
デメリットは、やはり自由度の低さです。
好きなものを好きなだけ食べたい人には、かなりストレスがあります。特に最初の時期は、主食や甘いものを控える場面が多いので、食事を楽しみにしている人ほどつらく感じると思います。
また、毎食報告するプレッシャーもあります。
良い意味では緊張感になりますが、悪い意味では気が抜けません。食べすぎた日も報告する必要があるので、精神的に少し重く感じる日もありました。
それでも私は、完全に自由な自己流ダイエットよりは続けやすかったです。迷ったときに聞ける相手がいること、食べたものを見てもらえることは大きな安心材料でした。
ライザップの食事が向いている人
ライザップの食事が向いているのは、自己流で何度も失敗している人です。
何を食べればいいか分からない。つい食べすぎてしまう。外食やコンビニで毎回迷う。誰かに見てもらわないと続かない。
こういう人には合いやすいと思います。
逆に、毎食報告するのがどうしても苦痛な人、主食を減らすことに強いストレスを感じる人、食事にあまり干渉されたくない人には、かなり負担が大きいかもしれません。
ライザップの食事は、楽ではありません。ただ、楽ではないぶん、今までの食生活を変えるきっかけにはなります。
失敗しないために意識したいこと
ライザップの食事で大事なのは、完璧を目指しすぎないことだと思います。
最初から毎食完璧にしようとすると疲れます。外食で少し崩れただけで「もうだめだ」と思うと続きません。
大切なのは、崩れた後に戻すことです。
食べすぎた日は正直に報告する。翌日の食事を整える。自分に合うメニューを増やす。コンビニで選べるものを覚える。家に常備する食材を決めておく。
この積み重ねが、最終的には一番効きました。
私の場合、卵、豆腐、納豆、サバ缶、冷凍ブロッコリー、きのこ、味噌汁の具材を常備するようになってから、かなり楽になりました。何を食べるか迷う時間が減るだけで、食事管理の負担はかなり下がります。
まとめ:ライザップの食事はきついが、自己流より迷いにくい
ライザップの食事は、正直に言って楽ではありません。
糖質を意識する必要がありますし、毎食の報告も手間です。外食や飲み会ではメニュー選びに気を使いますし、食費が上がることもあります。
でも、自己流で何度も失敗してきた私にとっては、何を食べればいいのかを毎日確認できる環境はかなり心強いものでした。
特に良かったのは、食事の知識が残ったことです。
ただ我慢するのではなく、選び方を覚える。食べすぎたら戻す。外食でも選べるようになる。自分の太りやすいパターンに気づく。
ライザップの食事は、短期間だけ耐えるものというより、今までの食習慣を見直すためのトレーニングだったと感じています。
「きついのか」と聞かれたら、きついです。
でも「続けられないほど無理なのか」と聞かれたら、私はそうは思いません。正しいやり方を教わりながら、毎日の食事を少しずつ変えていきたい人には、検討する価値のある食事指導だと思います。



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