ガリガリの人とは?僕が太れない悩みから抜け出すまでにやったこと

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ガリガリの人と言われるのが、ずっと嫌だった

僕は昔から、いわゆる「ガリガリの人」だった。

学生のころから体が細く、腕も脚もひょろっとしていて、集合写真を見るたびに自分だけ線が細いように感じていた。友達に悪気がないのはわかっている。それでも「ちゃんと食べてる?」「細すぎない?」「風で飛ばされそう」なんて言われるたびに、笑ってごまかしながら内心ではかなり傷ついていた。

ガリガリの人の悩みは、太っている人の悩みほど表に出にくい。なぜなら、周りからは「細くていいじゃん」と言われることが多いからだ。でも本人にとっては、細いことが本気のコンプレックスになっている場合がある。

僕もそうだった。服を着てもなんとなく頼りなく見える。夏に半袖を着ると腕の細さが気になる。温泉や海に行くと、できるだけ体を見られないようにしていた。自分では普通にしているつもりでも、心のどこかでいつも体型を気にしていた。

ガリガリの人とはどんな体型なのか

「ガリガリの人」といっても、明確な定義があるわけではない。見た目の印象で言われることも多いし、筋肉量が少ないだけで体重はそこまで低くない人もいる。

ただ、健康面の目安としてよく使われるのがBMIだ。BMIは、体重を身長の2乗で割って出す数値で、18.5未満だと「低体重」や「やせ」と判断されることが多い。

僕の場合、当時のBMIは18前後だった。数字だけ見れば、明らかに低体重寄り。けれど、自分では「体質だから仕方ない」と思っていた。

今振り返ると、この「体質だから仕方ない」という思い込みがいちばん厄介だったと思う。もちろん体質はある。でも、生活を見直す前からあきらめていた部分もかなりあった。

ガリガリの人がつらいのは「食べればいい」と言われること

ガリガリの人がよく言われる言葉に、「もっと食べればいいじゃん」がある。

これ、本当に何度も言われた。

でも、太れない人にとっては、それが簡単ではない。一度にたくさん食べようとしても、すぐお腹がいっぱいになる。無理して食べると気持ち悪くなる。食後にだるくなったり、胃が重くなったりすることもある。

僕も、太ろうと思って大盛りを頼んだことが何度もある。でも結局、途中で苦しくなって残しそうになる。無理やり食べきっても、そのあと何時間も胃が重くて動きたくなくなる。

それでまた、「自分は太れないんだ」と落ち込む。

ガリガリの人は、食べる気がないわけではない。食べたい気持ちはある。でも体がついてこない。その感覚は、実際に経験した人でないとわかりにくいと思う。

僕がガリガリだった原因を振り返ってみた

当時の生活を振り返ると、太れない理由はいくつもあった。

まず、単純に食べる量が少なかった。自分では普通に食べているつもりだったけれど、記録してみると全然足りていなかった。朝は食欲がなくて軽く済ませる。昼は忙しくて適当。夜は食べるけれど、疲れている日は量が少ない。これでは体重が増えないのも当然だった。

次に、間食をほとんどしていなかった。太れない人ほど、1日3食だけで体を大きくしようとしがちだ。でも、僕のように一度にたくさん食べられないタイプは、食事回数を増やさないと必要な量に届きにくい。

さらに、運動不足も大きかった。ガリガリの人は「太るために動かないほうがいい」と考えがちだけれど、僕の場合は逆だった。筋肉が少ないから体が薄く見えるし、動かないから食欲も湧きにくい。食べない、動かない、筋肉がつかない、さらに細く見える。この悪循環に入っていた。

睡眠も雑だった。夜更かしが多く、朝はギリギリまで寝て、朝食を抜くこともあった。生活リズムが乱れると、食欲も落ちる。今ならわかるけれど、体を変える以前に、体が整っていなかった。

ガリガリの人がまずやるべきことは体重の記録だった

僕が最初にやってよかったのは、体重を毎日記録することだった。

正直、最初は面倒だった。でも、記録しないと何が変わったのかわからない。昨日より増えた、減ったで一喜一憂する必要はないけれど、1週間単位、1か月単位で見ると、自分の生活と体重の関係が少しずつ見えてくる。

僕の場合、忙しくて昼食が軽くなった週は体重が落ちやすかった。夜更かしが続くと朝食を抜きやすくなり、そのまま1日の食事量も減った。反対に、間食をきちんと入れた週は体重が落ちにくかった。

ガリガリの人は、「なんとなく食べているつもり」から抜け出すだけでもかなり変わる。最初から完璧な食事管理をしなくてもいい。まずは体重と食事をざっくり見えるようにすることが大事だった。

一度に食べられない僕がやった食事の増やし方

僕は大食いができないタイプだったので、食事量を増やすときに「大盛りにする」という方法は合わなかった。

代わりにやったのが、食事回数を増やすことだ。

朝、昼、夜の3食に加えて、午前か午後に軽い間食を入れる。最初はそれだけでよかった。おにぎり、バナナ、ヨーグルト、卵、ナッツ、チーズなど、食べやすいものを少し足すようにした。

特に効果を感じたのは、「食べられるタイミングを逃さない」ことだった。ガリガリの人は、お腹が空いていないから食べない、忙しいから後回しにする、そして結局そのまま食べないという流れになりやすい。

僕もそうだった。だから、空腹を待つのではなく、食べる時間を先に決めた。午後3時に何か食べる。寝る前に胃が重くならない程度に少し食べる。朝食を抜かない。こうした小さい習慣を積み重ねた。

無理に詰め込むより、「少しずつ足す」ほうが続いた。ガリガリの人にとって、続けられることはかなり大事だ。1日だけ大量に食べても、翌日から嫌になってやめてしまったら意味がない。

ガリガリの人ほど筋トレをしたほうがいいと気づいた

僕は最初、太るためには食べることだけが大事だと思っていた。でも途中で、筋トレをしないと体の印象は変わりにくいと気づいた。

体重が少し増えても、筋肉がなければ細い印象はなかなか抜けない。特に肩、胸、背中、太ももあたりが薄いと、服を着たときに頼りなく見える。

だから僕は、まず自宅でできる筋トレから始めた。腕立て伏せ、スクワット、背中を意識したトレーニング、腹筋。最初は回数も少なくて、腕立て伏せなんてまともにできなかった。

でも、それでもよかった。大事なのは、いきなり本格的にやることではなく、体を使う習慣を作ることだった。

筋トレを始めてよかったのは、見た目だけではない。少しずつ食欲が出るようになった。夜も眠りやすくなった。体を動かしたぶん、「ちゃんと食べよう」という意識も生まれた。

ガリガリの人は、運動するとさらに痩せると思うかもしれない。僕もそう思っていた。でも、適度な筋トレと食事をセットにすると、体を変えるきっかけになりやすい。

ガリガリに見えにくい服装もかなり大事だった

体を変えるには時間がかかる。だから、その間は服装でカバーすることも大切だった。

僕がやめたのは、細すぎる服を着ること。昔はサイズが合っていないピタピタの服を着ていて、余計に体の細さが目立っていた。逆に大きすぎる服も、服に着られている感じが出てしまう。

ちょうどいいサイズで、少しハリのある素材を選ぶようにすると、かなり印象が変わった。薄い生地のTシャツより、少し厚みのあるTシャツ。細いパンツより、少しゆとりのあるパンツ。首元が開きすぎた服より、詰まり気味の服。

手首や足首、首まわりは細さが出やすいので、そこを見せすぎないだけでもガリガリ感は弱くなる。

これは根本的な解決ではない。でも、外に出るときの自信にはつながる。体が変わるまで何もできないわけではない。今の自分を少しでもよく見せる工夫は、していいと思う。

ガリガリの人が焦ってはいけない理由

体を変えようとすると、どうしても早く結果が欲しくなる。

僕も最初は、1か月で一気に太りたいと思っていた。でも実際には、そんなに急には変わらなかった。少し増えたと思ったら戻る。食べる量を増やしたら胃が疲れる。筋トレを頑張りすぎて筋肉痛になり、数日休む。そんなことの繰り返しだった。

でも、そこでやめなかったのがよかった。

ガリガリの人が健康的に体を変えるには、時間がかかる。特に、長年太れなかった人ほど、食事量を増やすことも、筋トレを続けることも、生活リズムを整えることも、少しずつ慣らしていく必要がある。

焦って無理をすると、結局続かない。僕は何度もそれで失敗した。大盛りを食べて気持ち悪くなり、筋トレをやりすぎて嫌になり、数日で元の生活に戻る。そんなことを何回も繰り返した。

うまくいき始めたのは、頑張りすぎるのをやめてからだった。

急に痩せた人は病気の可能性も考えたほうがいい

ここまで、僕のように昔から細いタイプの話をしてきた。ただし、急に体重が減った人は注意したほうがいい。

昔からガリガリなのではなく、数か月で体重が大きく落ちた。食べているのにどんどん痩せる。強い疲れ、発熱、寝汗、下痢、吐き気、のどの渇き、排尿の増加などがある。こうした場合は、体質や食事だけで片づけないほうがいい。

僕も一時期、体重が落ち続けて不安になったことがある。そのときは生活の乱れが原因だったけれど、自分で判断しきれない不安があるなら、早めに医療機関へ相談したほうが安心だ。

ガリガリの人が体を変えたいと思うのは自然なこと。でも、健康を無視して無理に太ろうとする必要はない。まずは体調を確認すること。そのうえで、食事や運動を整えていくのが順番だと思う。

僕がガリガリ体型から少し変われた理由

僕が変われた理由は、特別なことをしたからではない。

毎日体重を記録する。朝食を抜かない。食事を少しずつ増やす。間食を入れる。週に数回、筋トレをする。睡眠を削りすぎない。細く見えすぎる服を避ける。

やったことは、どれも地味だった。

でも、ガリガリの人に必要なのは、派手な方法よりも地味な習慣だと思う。食べられない人が急に大量に食べるのは難しい。運動してこなかった人が急に本格的なトレーニングを続けるのも難しい。

だから、小さく始める。

おにぎりを1個足す。スクワットを10回やる。寝る時間を少し早める。体重を測る。服のサイズを見直す。こうした小さな行動のほうが、結果的には続きやすい。

ガリガリの人は「食べろ」で片づけられるほど単純じゃない

ガリガリの人の悩みは、周りから軽く見られやすい。

「細くてうらやましい」
「食べれば太るでしょ」
「悩むことじゃない」

そう言われるたびに、僕は何も言えなくなっていた。でも今は、ガリガリで悩むことはおかしくないと思っている。

体が細いことで自信が持てない。服が似合わない。人前で体を見せたくない。弱そうに見られるのが嫌だ。そう感じるのは自然なことだ。

ただ、変えることもできる。もちろん一瞬では変わらない。体質もあるし、思うように増えない時期もある。それでも、食事、筋トレ、睡眠、服装を少しずつ見直していけば、見た目も気持ちも変わっていく。

ガリガリの人に必要なのは、根性論ではない。自分の体に合ったやり方を見つけることだ。

僕は今でも、もともと細い体質ではある。でも、昔のように半袖を着るのが嫌でたまらないとか、人前で体型をいじられて落ち込むことはかなり減った。

体が少し変わると、気持ちも変わる。服を選ぶのが少し楽しくなる。鏡を見るのが少し嫌じゃなくなる。外に出るときの姿勢も変わる。

ガリガリの人でも、できることはある。

まずは今日、食事を少しだけ足してみる。体重を記録してみる。腕立て伏せを1回だけでもやってみる。そんな小さな一歩でいい。

僕は、その小さな一歩を続けたことで、少しずつ自分の体を嫌いではなくなっていった。

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