「ダンベル90kg」という検索ワードに辿り着いたあなたは、おそらく並大抵のトレーニーではありません。一般的なジムに置いてある30kgや40kgのダンベルではもはや刺激が足りず、背中や胸のトレーニングでさらなる高みを目指している方でしょう。
しかし、片手45kg、あるいは片手90kgという重量は、もはや「器具」というより「鉄の塊」です。安易な選択は怪我や床の崩落を招きます。私が実際にホームジムを構築し、高重量と格闘してきた経験をもとに、失敗しない選び方と環境作りを解説します。
なぜ「90kg」という壁に挑むのか
ダンベルプレスで片手45kg(セットで90kg)を扱うレベルになると、体つきは明らかに一般人の域を超えてきます。この重量帯の魅力は、バーベルでは味わえない「圧倒的な可動域」と「左右のバランス能力」の向上にあります。
私自身、パワーブロックの拡張キットを手に入れた日のことは忘れられません。それまで停滞していた大胸筋の厚みが、高重量ダンベルによるストレッチ刺激で再び成長を始めたのです。
90kgダンベル選びの3つの選択肢
この重量帯になると、選択肢は限られてきます。それぞれのメリット・デメリットを私の体感とともに紹介します。
1. 可変式ダンベル(アジャスタブル)
最も現実的な選択肢です。特にパワーブロックは、専用の拡張キットを組み合わせることで、片手40kg超、製品によってはさらなる重量アップが可能です。
- メリット: 省スペース。ドロップセットが容易。
- デメリット: 投げ落とし(ドロップ)が厳禁。衝撃にデリケート。
2. アイアンマスター(プロタイプ)
個人的に「一生モノ」として推したいのがアイアンマスターです。
- メリット: 構造が単純で、165ポンド(約75kg)以上までプレートを追加できる拡張性。何より「鉄」としての質感が最高で、モチベーションが跳ね上がります。
- デメリット: 重量変更に少し時間がかかる。
3. 固定式(ヘックス・ラウンド)
ジムにあるようなタイプです。IVANKOやBULLなどのブランドが代表的です。
- メリット: 壊れる心配が皆無。追い込んだ後にそのまま床に放り投げられる(適切なマットがある場合)。
- デメリット: 1ペアごとに場所を取り、コストが非常に高い。
高重量ダンベルを扱うための「命綱」
90kgの重量を扱うなら、ダンベルそのものよりも「周辺環境」に金をかけるべきです。これは私の失敗談(床を凹ませた経験)からの教訓です。
ベンチの耐荷重を甘く見ない
あなたが80kgで、ダンベルが計90kgなら、合計170kg。安物のベンチでは、高重量を持った瞬間に「ミシミシ」と嫌な音がします。トレーニングベンチを選ぶ際は、必ず耐荷重300kg以上のプロ仕様を選んでください。
床の3層構造は必須
90kgを置く場所には、ジョイントマットだけでは不十分です。
- コンパネ(木板)で荷重を分散。
- その上に硬質ラバーシート。
- さらに衝撃吸収マット。この3層構造にして初めて、安心してトレーニングに集中できます。
90kgの重圧を楽しむために
最後に、高重量トレーニングを愛する仲間として伝えたいのは、90kgという重量は「正しく扱えば最高の武器、間違えば凶器」になるということです。
パワーグリップやリストラップを駆使し、まずは1レップを完璧なフォームで。その積み重ねの先に、誰もが振り返るような圧倒的なフィジカルが待っています。
あなたのホームジムが、最高の聖域になることを願っています。
構成案のさらなるブラッシュアップや、特定の種目のフォーム解説が必要ですか?



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