「またネジを回すのか……」
可変式ダンベルを使っている人なら、誰もが一度は感じるあのストレス。セット間のインターバルで息を切らしながら、プレートを入れ替えるためにシュルシュルとネジを回す時間は、正直言って苦行でしかありません。集中力は切れるし、筋肉のパンプも冷めてしまう。
そんな悩みを一瞬で解決してくれるのが「ダンベルクリップ(カラー)」です。私はこれまで、付属のスクリュー式から始まり、安価なスプリング式、そして最終的にロックジョー式へと辿り着きました。その実体験をもとに、失敗しない選び方と、トレーニングの質を劇的に変えるアイテムをご紹介します。
なぜ付属の「ネジ式」ではダメなのか?
多くのダンベルセットに付属しているのは、シャフトのネジ山に沿って回し入れるスクリュー式です。確かに安全性は高いのですが、以下のデメリットが無視できません。
- 着脱がとにかく遅い: 2.5kgから5kgに上げたいだけなのに、数十秒ロスする。
- 緩みやすい: 激しい動作を繰り返すと、結局少しずつ緩んでカタカタ音が鳴り始める。
- モチベーションへの影響: 「重さを変えるのが面倒だから、今の重量のままでいいか」という妥協が生まれる。
これをクリップ式に変えるだけで、プレート交換はわずか数秒。ドロップセットで限界まで追い込む際も、スムーズに重量を落として即座に再開できます。
失敗しないダンベルクリップの選び方
市場には多くのクリップが出回っていますが、適当に選ぶと「サイズが合わない」「プラスチックが割れる」「保持力が弱くてプレートが落ちる」といったトラブルに見舞われます。
1. シャフトの径(太さ)を必ず確認する
これが一番重要です。日本の家庭用ダンベルの多くはアイロテックやリーディングエッジに代表される「28mm(スタンダード径)」です。一方で、ジムにあるような本格的なバーベルやダンベルは「50mm(オリンピック径)」です。
自分の持っているシャフトがどちらか、購入前に必ず定規で測ってください。
2. 固定方式は「ロックジョー式」一択
かつてはスプリング式クリップが主流でしたが、今選ぶなら圧倒的に「ロックジョー(レバーロック)式」がおすすめです。
スプリング式は握力が必要で、使い込むうちにバネが弱まりプレートが滑り落ちるリスクがありますが、ロックジョー式はレバーでガチッと固定するため、片手で操作できて保持力も極めて高いです。
実際に使って分かった!おすすめのダンベルクリップ5選
① 圧倒的な使いやすさ:ロックジョー式 バーベルカラー 28mm
私が現在メインで使用しているタイプです。ワンタッチでロックがかかり、内側にラバーが貼ってあるため、シャフトを傷つけずに強力にホールドしてくれます。
② コスパ最強のスプリング:スプリングカラー 28mm 2個セット
「とにかく安く済ませたい」という方にはこれ。握力に自信があるなら、着脱の速さはピカイチです。ただし、メッキ剥がれやバネの劣化には注意が必要です。
③ オリンピック径ならこれ:50mm オリンピックバーベルカラー
パワーラックや本格的なシャフトを使っているなら、50mm専用の頑丈なものを選びましょう。高重量を扱う際の安心感が違います。
④ 立てて置ける薄型設計:ウエイトカラー 28mm スリムタイプ
ダンベルを膝の上に乗せる「オンザニー」をする際、クリップが大きすぎると膝に当たって痛いことがあります。この薄型タイプなら、垂直に立てて置けるため動作の邪魔になりません。
⑤ 予備として持っておきたい:プラスチック製 クイックカラー
非常に軽量で、持ち運びに便利です。ジムに備え付けのカラーが使いにくい場合、自分のバッグに忍ばせておくと重宝します。
まとめ:クリップ一つで「攻め」の筋トレに変わる
ダンベルクリップを導入することは、単なる時短ではありません。それは**「インターバルをコントロールし、筋肉への負荷を逃がさない環境を作る」**という立派なトレーニング戦略です。
もしあなたがまだ、セットの合間に必死でネジを回しているのなら、今すぐロックジョー式のクリップを試してみてください。驚くほどスムーズにトレーニングが進むようになり、もっと早く買っておけばよかったと後悔するはずです。
安全のために、使用前には必ずレバーがしっかり締まっているか、プレートが動かないかを確認する癖も忘れずに。さあ、ストレスフリーな環境で、最高のパンプアップを目指しましょう!



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