筋トレを始めた頃の私は、「筋トレをすれば体重は順調に落ちる」と本気で思っていました。ところが現実はまったく逆でした。週3回でトレーニングを始め、食事も前より気をつけるようになったのに、最初の数週間で体重はむしろ増えたんです。
体重計の数字を見た瞬間、「やり方を間違えたかもしれない」とかなり焦りました。せっかく頑張っているのに結果が逆に見えると、気持ちは簡単に折れます。実際、あの時の私は筋トレをやめかけました。
でも、そのあと記録の取り方を変えて、自分の体の変化を数字以外でも見るようにしたら、見え方がまるで変わりました。今振り返ると、筋トレと体重の関係を知らないまま体重計だけで判断していたのが失敗の原因だったと思います。
この記事では、筋トレで体重が増えた、減らない、変わらないと悩んでいる人に向けて、私自身の体験をベースに、なぜそうなるのか、何を見れば正しく判断できるのかをまとめます。
筋トレを始めたのに体重が増えて本気で落ち込んだ話
私が筋トレを始めた理由は、見た目を引き締めたかったからです。お腹まわりが気になっていたので、まずは体重を落とせば体型も変わるだろうと単純に考えていました。
最初の1カ月はかなり真面目に取り組みました。下半身と上半身を分けて週3回ほど動き、間食も減らし、夜遅くの食事も控えました。ここまでやればさすがに体重は落ちるだろうと思っていたのに、現実には1キロ近く増えていました。
あの時いちばんきつかったのは、「頑張っているのに数字が悪化している」という感覚です。鏡を見ても劇的な変化はない。服もまだ同じ。そうなると、どうしても体重計の数字だけが答えに見えてしまいます。
ただ、今ならわかります。あの時期に必要だったのは、体重を毎日見て一喜一憂することではなく、変化の見方を知ることでした。
筋トレで体重が増えた・減らないのは珍しくない
筋トレを始めると、体重がすぐに落ちる人もいますが、最初は増えたり横ばいだったりする人もかなり多いです。私もまさにそのタイプでした。
実際、体重が増えたからといって、すぐに太ったとは限りません。筋トレをすると体の中ではいろいろな変化が起きます。水分量が変わることもありますし、体が回復しようとして一時的に重く出ることもあります。食事内容が少し変わっただけでも、翌日の体重は簡単に動きます。
私がいちばん勘違いしていたのは、「脂肪が減る=体重が一直線に下がる」と思い込んでいたことです。ところが実際には、筋トレをしている時の体はもっと複雑に動いていました。
私の体重が落ちなかった本当の理由
水分の影響を甘く見ていた
筋トレをした翌日は体が重く感じることがありました。最初はそれを「太った」と受け取っていましたが、今思えばかなり早とちりでした。運動量が増えると水分の持ち方も変わりますし、前日の食事や塩分でも数字はぶれます。
私は以前、朝測る日もあれば夜に測る日もありました。しかも食後に測ることも普通にあったので、数字が安定するはずがありません。記録の条件がバラバラだったんです。
食事量を感覚で決めていた
筋トレを始めた安心感から、「今日は動いたから少しくらい食べても大丈夫」と思う日が増えました。これが意外と大きかったです。運動しているから帳消しになるだろうという感覚は、あとで振り返るとかなり危うい考え方でした。
筋トレは大事ですが、体重を落としたいなら食事も同じくらい重要です。私はここを曖昧にしていたので、体重が落ちにくくなっていました。
見た目の変化を確認していなかった
ここがいちばんもったいなかったところです。体重ばかり見ていた時期は、自分の体がどう変わっているかをほとんど確認していませんでした。
ところが、ある日ふと撮っていた写真を見返したら、背中とお腹まわりの印象が少し違っていました。体重は大きく変わっていないのに、シルエットは確実に変わっていたんです。そこでようやく、体重だけで判断するのは危険だと実感しました。
筋トレ中は体重よりも見たほうがいい指標がある
私が途中から変えてよかったのは、評価する軸を体重ひとつに絞らなかったことです。
まず始めたのは、毎朝起きてから同じ条件で体重を測ることでした。夜ではなく朝、食事の前、できるだけ毎日同じ流れで測る。これだけでも数字の見え方がかなり落ち着きました。
次に、ウエストを週1回だけ測るようにしました。毎日だと少しの違いが気になってしまうので、私は週1回で十分でした。体重が横ばいでも、ウエストが少しずつ落ちている時期は確かにありました。
さらに、正面と横向きの写真を残しました。これは本当におすすめです。毎日鏡を見ていると変化に気づきにくいのですが、1カ月前の写真と並べると、肩まわりやお腹の厚みが意外なほど違います。
それと、トレーニングで扱える重さや回数も立派な変化です。私の場合、最初はきつかった動きが少しずつ安定してできるようになりました。体重だけでは見えない前進が、こういうところにははっきり出ます。
体重が減らなくても見た目が変わった時期があった
筋トレを始めてから2カ月ほどは、正直かなり不安でした。数字だけ見れば「停滞」だったからです。でも、3カ月目に入る頃から、久しぶりに着た服のウエストまわりが少しラクになっていることに気づきました。
その時は体重が劇的に落ちたわけではありません。それでも、写真で見るとお腹の丸みが前より目立たなくなっていて、背中も少し締まって見えました。ここでようやく、私の中で筋トレと体重の考え方が変わりました。
体重はもちろん無視していい数字ではありません。ただ、筋トレをしている人にとっては、それだけで結果を決めるには粗すぎる指標です。実際の変化は、見た目、サイズ感、動きやすさ、扱える重量など、もっといくつもの場所に出てきます。
筋トレで体重を落としたい人がやるべきこと
私の経験から言うと、筋トレで体重を落としたいなら、やるべきことは意外とシンプルです。
まず、筋トレは続けること。短期間で派手な変化を求めず、週2回でも3回でもいいので、無理なく継続できる形を作ることが大事です。私は最初に気合を入れすぎて疲れた時期がありましたが、完璧を目指すより、続く回数に落ち着いた時のほうが結果は出ました。
次に、食事を感覚で済ませないことです。細かく追い込みすぎる必要はなくても、食べ過ぎや飲み過ぎが増えていないかは見直したほうがいいです。筋トレをしていると「今日は頑張ったから大丈夫」と思いやすいのですが、私自身、その考えで何度も足踏みしました。
そして最後に、体重だけで評価しないことです。ここを変えてから、私はかなりラクになりました。数字が少し増えても、ウエストや写真に良い変化があれば過剰に落ち込まなくなったからです。
筋トレと体重で悩んでいる人に伝えたいこと
筋トレを始めたのに体重が増えた、減らない、変わらない。これは想像以上にストレスがかかります。私も何度も「意味がないのでは」と思いました。
でも、あの時やめなくてよかったと今は思っています。体重が思うように動かない時期でも、体は少しずつ変わっていました。自分では気づきにくいだけで、写真やサイズ感にはちゃんと表れていたんです。
もし今、筋トレと体重のことで不安になっているなら、まずは体重計の数字だけで自分を評価するのをやめてみてください。朝の体重、週1回のウエスト、月に数回の写真。この3つを揃えるだけでも、見える景色はかなり変わります。
私が遠回りしながら学んだのは、筋トレの成果は体重だけでは測れないということです。数字に振り回されすぎず、少し長い目で自分の変化を追っていく。それが、結局いちばん続きましたし、いちばん結果につながりました。



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